不登校支援で対話が生むチカラ ー べすとびじょんサポートトレーニングの可能性
こんにちは、べすとびじょん横田です。
今回のブログ記事では、べすとびじょんトレーニングを実施される療育の先生が、その同じお子さんを支援されている不登校支援をされている別の施設の先生との関係で悩んでおられることについて取り上げたいと思います。
特に、子どもの教育や支援に関わる際には、本人や保護者さんだけではなく、その人達に関係する多くの関係者がいるということを忘れてはいけないと思います。
だからこそ、関係にどのような先生がいて、どのような支援をされているのか。そして、我々自身も、どのように他者と対話し、相互理解を深めていくかが大切なポイントだということを感じていいただきました。
相談者Aさんとのやりとりを振り返りながら、その体験からの学びを共有したいと思います。
対話が生む前向きな支援
相談者Aさんは、べすとびじょん式ビジョントレーニングを通じて、ある不登校気味のお子さんをサポートされておられました。そのお子さんは学校や支援施設のは行かないのですが、びじょんの教室だけには休むことなく通っておられます。偶然、別の不登校施設も近隣ということもあり、Aさんは「うちに来たときは、せっかく外に出て活動しているわけだから、ついでといっては何だけど、不登校の施設にも行ってから帰ったら?」と声掛けをしていました。
しかし、その不登校支援のトレーニングに通おこなう別の教室の先生から、「最近、時間の管理や子どもの態度がおかしい、わがまますぎない!?」と苦情のようなAさんに対して、Aさんの取り組みが問題だと批判的な意見があると言われているとのことでした。私は一方的なことだけれど、全部受け止める必要なないし、更にいうと、もっと情報共有や連携をするなどして、互いの支援がうまく行って、結果、お子さんや保護者が笑顔になるように話し合ったりすることは行いましたかと尋ねましたが、現状のような状況になったその背景には、やはり「コミュニケーションの不足」がありました。
私はこのようにお伝えしました。
「皆さんの志は、子どもたちを元気にして、未来をもっと生きやすくすることですよね。それならば、些細な問題で対立するのではなく、もっとコミュニケーションを深め、お互いの理解を深めるべきです。」
この言葉には、私が長年培ってきた経験と、べすとびじょん式ビジョントレーニングの理念が込められています。
私たちが支援している子どもたちは、心身の健康と成長が大切ですが、同時にその支援者同士がしっかりと連携し、共に成長することが不可欠です。
特に不登校の子どもたちにとって、周囲の大人が一枚岩となって支援することが、その子の安心感と成長を促す鍵なのです。
べすとびじょんトレーニングと不登校支援
Aさんが直面していた問題は、不登校の子どもがトレーニングに来るたびに、時間に遅れたり、親からは「わがままになっているのではないか」という声が上がっていたことでした。Aさんは「どうすればいいのか」と悩まれていました。
「コミュニケーションの量が足りないんじゃないかな」と私は伝えました。
友達同士ならお互い譲り合って理解し合いますが、教室や支援の場ではその関係がすぐに築けるわけではありません。
だからこそ、しっかりとコミュニケーションを重ねることで、相互理解を深めていく必要があります。
例えば、時間を守ることは確かに大事です。しかし、それが強制されることで、子どもがストレスを感じ、さらに学校や社会との距離を置いてしまうことがあってはいけません。そのため、私は「時間の重要性を理解させるための工夫が必要だ」とお話しました。
「子どもにとって、時間を守ることがなぜ大事なのか、それを本人に考えさせる機会を作ることが大切です。『あなたがもし待っている側だったらどう感じるか』と問いかけてみてください」とアドバイスしました。相手の気持ちを理解し、行動を変えるためには、指示するだけでなく、その背景や理由を子ども自身が納得できるように導くことが重要です。
名前に対するこだわりと成長のチャンス
この記事を読んでいる方の中には、ビジョントレーニングという言葉自体に疑問を持つ方もいるかもしれません。実は、最近「ビジョントレーニング」という言葉の商標登録に関する問題が起こり、私たちの活動にも影響が出ています。しかし、ここでも大切なのは「戦わない」という姿勢です。
「僕は、戦いたいわけじゃない。主張はしたいけど、戦う必要はないんです。」
これは、私自身が大切にしている考え方です。ビジョントレーニングという言葉を誰かが商標登録し、使用を制限しようとしている現実がありますが、そこに無駄なエネルギーを注ぐのではなく、もっと大切なこと、つまり「本当に支援を必要としている人々にどのように価値を提供できるか」に焦点を当てるべきだと思っています。
「言葉にこだわるよりも、その中身や本質にこだわりたいんです。」と私はお伝えしました。
まとめ
今回の相談では、ビジョントレーニングを取り巻く様々な問題や課題が浮き彫りになりました。しかし、私が伝えたいのは、「対話を大切にし、前向きに捉えること」で解決の糸口が見つかるということです。Aさんのように、支援者自身がコミュニケーションを通じて自己成長を遂げ、子どもたちにもっと良い支援を提供できるようになることが、私たちの目指すべき道だと思います。
最後に、ビジョントレーニングは単に「目を動かす」だけではなく、心と身体、そして認知を育てる総合的なトレーニングです。その本質を理解し、伝え広めていくことが、私たちの使命です。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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