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まわりに悲劇がありますか?〜摘読日記_08

「摘読」と書いてなんと読む?

以前、「摘読」と書いて、”つまんどく”と読み、広辞苑ぽく意味をこんなふうに書いたのですが・・。

摘読【つまんどく】
積読(つんどく)の変化形。つんどく状態の山から何冊か取り出し、小山になっており、その何冊かを摘み食いのようにつまんでは読み、つまんでは読みを繰り返し、一向に読み終わらない状態を言う。または、それらの本のことを指す。

(引用ではなく、稲庭うどん造語です。)


うまい造語ができたとひそかに思っていたところ・・・どうも、「摘読」という言葉はもともとあり、”てきどく”と読み、意味は 拾い読みすること だそうです。


勉強になりました。笑。



さいきんは、なかなか読了までいった本がないのですが、相変わらず数冊を並行して読んでいます。


こんな感じ。やや文学より。



「江戸人の老い」氏家幹人

2019年発行。


三省堂の「本みくじ」、”大吉”で引き当てた本。

メモは、私ではなく、この本の推薦人の方のコメント。ちょびちょび読みながら、老いについて考えています。



織田作之助作品集

2009年発行。


1913年生まれの小説家、織田作之助の作品集です。

ズバリ、「競馬」という作品が収録されているほか、「馬地獄」という作品も。

先にこの二作品は読んでしまいました。どちらも掌編。

「競馬」は、雑に要約すると、真面目な男が酒場の女に惚れ結婚するが、その先に不幸が待ち受けていて、競馬にはまり、最後は小倉競馬場で出遅れ馬の馬券を握り・・。という、競馬好きには感情移入しやすいお話でした。

「馬地獄」は競馬の話ではなく、登場するのは荷馬車の馬。詐欺師が出てくる話で、自分も昔中国の上海で同じような詐欺(未遂)に遭った経験があり、これまた感情移入できてしまいました。

他の馬に関係ない話もぼちぼち読んでみようと思います。



「球界地図を変えた男」浜田昭八・田坂貢二

2001年発行。


今のところいちばん読み進めている本。

また野球もの、根本陸夫ものです。

前回、以下の本を読みました。


根本さんの仕事が”本能”によるものだったのか、”ビジョンに基づいた緻密な設計”によるものだったのか、その辺が気になり、根本ものにはまっています。
(上記の本を読むと、多くの証言者は”ビジョン派”のようでしたが、一部”本能派”という声もあり。)



「永遠の都」加賀乙彦

1997年発行。


これは、過去に読んだので、「読み直し」系。

海の向こうの悲劇についてのニュースに触れる日々。

戦争ものを手にとりたくなり、完読は時間的に難しそうですが、ぱらぱら拾い読みしたいな、と。(全6巻もあります。)


トルストイの「戦争と平和」も考えましたが、あれは他の本との並行読みはきついので・・。


読書感想記事に出来そうなものがあったらまた改めて書ければと思います・・!

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