息子に歴史猫マンガを薦められた。〜摘読日記_73
「始皇帝の戦争と将軍たち」を読み終えました。
先週、読み進め中ながら感想っぽい記事を書きました。
面白かったので、まだ手元に置いてちょいちょいとつまみ読みしてます。
そしてこの本を、ちょっと難しいかなと思いつつ、小学生の息子にもお薦めしてみました。
「キングダムのこれからがわかるよ。」と。
すると、逆に「これも面白いよ。」と薦められたのがこちら。
中国で大人気(らしい)、歴史上の人物を猫に置き換え、中国史を解説していくマンガです。
14巻まで既刊で、息子はそのうち10冊揃えています。
我が息子、嬉々として、10冊を私の目の前に積み上げてくれました。(かわいい。)
始皇帝のあたり(2巻の後半)を少し読んでみたところ、
歴史書の原文を参照しながら、最小限の情報量でスピーディーに解説が進んでいく構成。
ものの10ページほどで、秦の中華統一まで解説されています。
「キングダム」とは段違いのスピード展開(笑)
1巻が「夏商西周」篇で、14巻の「明末清初」篇まで既刊です。
ところで学習漫画というと、これを思い出します。
日本の漫画の方が、きめ細かく親切に解説している気がします。
「歴史猫」の方は、一見子ども向けですが、中国史についてある程度知識があることを前提とした作りになっている気がします。
私は中国の歴史にあまり詳しくないので、この「歴史猫」は、意外と上級編です。
壮大な歴史を、どんな風に加工・圧縮しているのかな、というのが本来の楽しみ方ではなかろうか、と。
せっかくスピーディにとんとんと展開していくのに、私の場合、ところどころ、あれ?ここのところはどういう史実だったっけ?と、Wikipediaなどで知識を補完しなければならないので、楽しみ損なっている気がします。
というわけで、せっかくの息子のおすすめ漫画ですが、そっと息子の本棚に戻しておきました。