ロードムービーが好き⑥「友だちのうちはどこ?」
そろそろ日本映画のロードムービーを見たいなと思いつつ、イラン映画です。
Amazon Primeで見ました。
キアロスタミ監督の他の作品、「そして人生はつづく」、「オリーブの林をぬけて」、「桜桃の味」などもAmazonで見られるんですね。
あなどれん、Amazon。(やめようかと思ってたのですが、契約更新かな。)
あらすじ
8歳のアハマッド少年の冒険譚。
と言っても、学校で間違って持ち帰ってしまった友だちのノートを、隣村の友だちの家を探して届けよう、というミニマルなお話。
学校の先生が厳しくて、宿題を忘れたら退学にするぞと釘をさされたので、アハマッド少年としてはなんとしても今日ノートを届けなくては、とプチ家出します。
村から隣村へは、歩き。
大人はロバに乗ってました。
車が登場しない。
職業俳優なし。
主人公のアハマッド少年、クラスメイト、家族、道を教えてくれるおじいさん、みんな職業俳優ではない。
「あの子を探して」と同じような撮り方で、自分はこういうのが好みです。
自由に喋ってもらっているのか、少年のおじいさんが躾についての考えをとうとうと語ったり、ドア作りの職人の営業トークのくだりがいやに尺が長めだったりするのがおかしかった。
のんびりした映画ですが、その中でも徐々にアハマッド少年の焦りがじわじわと伝わってきました。
見ようによっては、ドラクエみたい。
あと、村から村へ、丘を登り、林を抜けていく感じ、村に着いて道を尋ねると、村人たちが最低限の言葉で「前に坂があって、青いドアの家だ。」とか、「枯れ木が近くにあるぞ。」とか教えてくれるのが、ドラクエを思い出しました。
村のサイズも、実はそんなに大きくないのかな?
これはロードムービーなのかという自分つっこみもありつつ、特に定義を決めてないのでギリギリセーフということで・・。
しかし、「あの子を探して」、「都会のアリス」、「霧の中の風景」と、子どもが主人公の映画ばかり見ています。
中国、ドイツ、ギリシャ、イランと国もいろいろ。この線で網羅していこうかな・・。
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