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両さんと競馬⑤(競馬本でバズりたい人たち。)

競馬ネタの多いこち亀。

こち亀は、特に初期となりますが、競馬ネタがわりと多いです。
これまで、4話ほど記事で紹介してきました。

1つ目。馬券に手を出した部長を両さんが詰めるシーンが最高!


2つ目。競馬場で人探しのはずが、馬券勝負に!


3つ目。本命馬券でズドンと勝負。さて結末は!?


4つ目。万馬券を当てて、さらに株で大儲け!?


他に競馬ネタの回がないかなと探したのですが、両さんが競馬新聞を取り出して予想を始めるシーンは多いものの、競馬が軸の回がなかなか見つかりません。

こういう場面は非常に多いです。

ただ、少し異色のネタですが、25巻の「立ち読み!」という回が、競馬絡みの話でした。

今晩は、こちらの回を取り上げて記事にしてみたいと思います。


立ち読み中、変な本に出会う両さん。

私ならこの本買うかもしれない。。


競馬歴の長い両さん、馬券必勝本の類も時々買っているようです。他の回ですが、交番の大掃除で部長がロッカーのうしろから両さんが隠していた馬券必勝本を見つけるシーンもありました。

しかし両さん、この舞名まいな出版の本には食指が動かなかった模様。。


場面は一転、出版社の企画会議。

舞名まいな出版の企画会議の場面。
会社の名前のせいでしょう、どうしてもマイナーな企画しか頭に浮かばない人たち。

こち亀の、こういう一回こっきりで登場する気の狂った人たちの話が好きです。


派出所で執筆交渉。

舞名出版の二人、派出所を訪れ、両さんに執筆依頼します。

あっさり執筆を了承する両さん。


「無名の人を有名にする」方針。
だから舞名出版なんですね。。


インタビュー開始早々、両さんの名言を聞いた編集長、企画段階で「警察官による競馬必勝術!国家権力に不可能はない!!」だったタイトルを、「すきだから・・・馬道30年」に変更します。

これは、競馬好きじゃないとわからないところですが、いわゆる馬券術を指南する「馬券本」から、競馬と人生の関わりが書かれた「競馬読み物」にコンセプトが変わったということですね。

ちなみに、私は両さんの本、どちらも興味があります(笑)。

それにしても、「警察官による競馬必勝術!国家権力に不可能はない!!」
このタイトルはアブナイ(笑)。


この話は、両さんの趣味がギャンブル全般に及ぶことが判明したので、以下のようにさらに企画が広がっていきます。

大ボケふたり。


この話自体は、オチとしては出版社が倒産してしまい、両さんの本は出版されずじまい、というものでした。

両さんの競馬モノとしてはやや薄い内容ですが、それでも両さんの「別に・・。好きだから始めたんだ。」という名言や、出版社の大ボケふたりのやりとりも非常に好きな回です。

競馬本でバズるのは大変だと思いますが、「警察官による競馬必勝術!国家権力に不可能はない!!」は、本当に出たら話題になりそうですね。
著者は絶対懲戒免職になると思いますが・・(笑)。


<おまけ>
美味しんぼ初期の山岡さんも、よく競馬新聞を手にしていました。
以下は、今の世では炎上するかもしれない山岡さんの発言・・。


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