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初夏の陽気なので、昆虫の書籍を紹介します
ベレ出版のある東京・神楽坂のあたりでも、植え込みや街路樹、手すりなどを見ると、虫たちが元気に活動しています。そこで、今回は昆虫関連の書籍を紹介します!
『昆虫学者の目のツケドコロ』井手竜也
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昆虫学者が植物の前に突っ立っている――。
昆虫学者が目の前にいる昆虫ではなく、なにか別の存在に思いを馳せている――。
昆虫学者が顕微鏡やカメラをうれしそうに覗き込んでいる――。
昆虫の研究者は、昆虫を見てどんなことを考えているのか?
研究対象に没頭するその目には、そこにいる虫だけではない、いろいろなものが映っている。
誰もが知っている身近な昆虫をとおして見えてくる、虫たちのおもしろくて奥深い世界を紹介。
昆虫が気になるすべての方に送る、世界が広がる一冊。
『虫のぬけがら図鑑 ――脱皮と成長から見る昆虫の世界』安田守
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虫のぬけがらといえば、セミを思い浮かべますが、昆虫は脱皮して成長するので、セミだけでなく、すべての昆虫がぬけがらを残します。
セミのようにカチカチのぬけがらを残すものもいれば、ふにゃふにゃのぬけがらを残すものもいるし、脱皮した後にぬけがらを食べてしまうものも。
身近な虫のぬけがら290種ほどを写真とともに紹介。幼虫や成虫の写真や、脱皮の連続写真もあるので、虫マニアから、ぬけがらが気になる初心者まで、広く楽しめる一冊!
『虫のオスとメス、見分けられますか?』森上信夫
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虫のオスとメス、見分けられますか?
カブトムシやクワガタムシは、ツノや顎などで見分けられますが、では、タマムシやカマキリ、ナナホシテントウなどはどうでしょう?これらはよく知っている昆虫ですが、オスとメスの違いを聞かれるとちょっと迷ってしまいます。
身近で見られる虫を124種ほど取り上げ、オスとメスの違いを紹介。
子どもから大人まで大人気の虫や、虫好きでも違いをなかなか知らないような虫まで盛りだくさん。
さらに、見た目ではなく、行動や生態で雌雄を見分けることができる虫もいるので、昆虫観察がさらに楽しくなること間違いなし。
『諸国カメムシ採集記――カメムシ採集人の新種をめぐる冒険』高橋敬一
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図鑑作成のためにカメムシを採集する「カメムシ採集人」である著者が、カメムシや採集の日々について語る!
カメムシといえば、「くさい匂い」を出すイヤな虫というイメージがありますが、青りんごの香りを放つものがいたり、芸術品のようにきれいなものがいたりするなど、カメムシは知れば知るほど奥深い昆虫。
変わった生態をもつカメムシの話、カメムシを求めて世界を駆け巡った話、カメムシの捕まえ方の話、捕まえてから図鑑ができるまでの話など、カメムシ採集人ならではの話題が満載。
『愛しのゴキブリ探訪記――ゴキブリ求めて10万キロ』柳澤静磨
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世界に4000種以上、日本には60種以上生息するゴキブリ。
黒くて素早い、家の中にいる生き物というイメージが強いけど、ゴキブリはとても多様な生き物で、鮮やかな緑色のゴキブリもいれば、カブトムシのようにゆったりとした動きのゴキブリもいます。
虫好きが高じて昆虫館で働き、いまでは「ゴキブリスト」と名乗っている著
者。
じつは、最初からゴキブリが好きだったわけではありません。
ゴキブリのことを知っていくうちに、その魅力にハマり、ついには彼ら
を探して旅をするように。
本書は、憧れのゴキブリたちを求めて日本や世界を旅し、そこで出会ったゴキブリを紹介する「ゴキブリ探訪記」。
さぁ、ゴキブリの奥深き世界へ、一歩踏み出してみよう。
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気になる書籍はありましたでしょうか?
ベレ出版第二編集部の昆虫関連の書籍は、マニアックなものからビギナーさんにもオススメのものまでラインアップしています。
どうぞよろしくお願いします!