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練習したのに先生の前で弾けない件

先日のレッスンで全然弾けなかった話。

30年近くぶりの再開ピアノ。
先生についてひと月。

毎週金曜は、定時に仕事をきりあげてレッスン室に向かいます。前の生徒さんが終わるまで廊下で待っている間、楽譜を見ながらイメトレします。
主にいちばん自信の無い曲。

1時間のレッスンで見てもらっているのは
バーナム 1 から3曲〜5曲
ハノン 2曲〜3曲
ブルグミュラー 2〜3曲
金婚式

やりたい曲として体験レッスン前から取り組んでいた金婚式を除いては、どの曲も取りかかりから1週間後に見てもらう、というペースでやってきました。

このうちいちばん苦手意識があるのが、ハノン。
ハノンというと指の訓練ですが、いま取り組んでいるのは連弾アレンジのついたものです。ピアノ1はふつうのハノンのリズム替えなので大丈夫なのですが、問題はピアノ2の伴奏です。

この本。
もっと弾きたくなる! ハノン・スケール

指練習ハノンがいろんな曲に変身

最初は指の訓練としてのハノン原曲と、アレンジのピアノ1だけやっていたのですが、「せっかくなのでピアノ2もやりませんか?」と先生が言ってくださり、ピアノ1でマルを貰ったあとにピアノ2を練習するようにしています。
アレンジはタンゴやポップス、ロック…等々いろいろで、クラシックからは遠い曲調。
ブルグミュラーはゆっくり何回か弾くと通せるようになるのに、こっちはまったく頭と手に馴染んでいかない。

ハノンのピアノ2については、今の自分の力では、どうにか止まらずに弾けるようになるのがレッスン前日。ギリギリです。数回に1回間違えずにいけるようになったー!となったところで先生と合わせる感じ。

先週まではそれでなんとか合わせて、途中間違えつつでも最後までいけたのですが。今回は全然ダメでした。前日遅くまで、YouTubeの参考演奏とも合わせてたくさん練習したのに。

どこかソワソワと心に余裕がなく、1度間違えるとテンパって途中からの合流もできず。
技術的な難しさよりは慣れの問題というのはなんとなく自分でもわかっていて、先生からも回を重ねれば良くなりますから、練習して慣れるしかないですね〜と言われたのですが。

毎日たくさん練習したのに
まるで無かったことのようにボロボロ

っていうのが衝撃すぎました。
先生の前で緊張するぶんを差し引いても。

もちろん、歳をとって記憶力とか瞬発力がポンコツになったのはあると思うんですが。
ブルグミュラーや金婚式とはまた違う弾きづらさに苦戦しているのは事実。

敗因の分析

連弾やアンサンブル特有の難しさ

すぐ隣に人がいる。
自分以外の音が鳴っている。
相手の音を聴きながら合わせる必要がある。
自分の都合では止まれない。
自分の音を見失ってはいけない。

鍵盤と譜面台の距離の違い

グランドピアノの高い譜面台に慣れておらず弾くべき音を見失うと戻ることが難しい。

経験・音の引き出しの少なさ

音の進行パターンへのとまどい。
コード理論を理解できていない。
古典音楽にないニュアンスの音の構成要素への理解が足らず、間違った音を出しそうな気がしてとっさに迷いが出る。

メンタル

そもそも弾き通せるという自信がない。
気持ちの上では、たとえ間違えても、ごまかしたり作曲してでも止まらずに進まねばと思うが、先生にはバレるし…と思っているうちにメンタル崩壊

果てに破綻

…という感じかなと思います。

さらに、今回悪条件として重なったのが

集中を削るフィジカル問題

寝不足の蓄積
病院3つ回って疲れておりレッスン直前に仮眠
空腹

これらが組み合わさって一層ボロボロになった気がします。

今後の課題

たくさんの曲をこなす
調性、和声、コード理論を勉強する
アンサンブルに慣れる

これらは今から経験を積んでいくしかないけれど、

疲れがたまるほどの練習は逆効果
いいことどころか悪いことしか起きませんでした。

練習は楽しくて、気がつくとあっという間に3時間とか過ぎてしまう。だけど、うまくいかない時は無理に頑張り続けるのではなくて、開き直ってレッスンに持って行く曲を減らしていくとか別の調整も考えなければダメだ…

これからもボロボロな日があるかもしれない。
できなかったときは、そのできなかった自分をちゃんと観察して受け止める。
それを繰り返していくしかない。

どんなに練習でうまくいっていたとしても
レッスン室で弾けなかったら、それが今の実力と考えるべし。

まっ、つべこべ言わず練習・勉強するしかないってことですね。
はい、がんばります。

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