入学式で落ち着く良きところ。
今日は入学式でした。
こういったフォーマルな場に参加するのは本当に久しぶりです。
しかも運営側でしたので、初めての経験でした。
校長先生たちのように前で話すということはありませんでしたが、クラスの生徒の名前を呼んだり、誘導したり、父兄に挨拶をしたりといろいろと気を使う場面もありました。
終わってみれば気疲れしていて、しばらくぼーっとしていました。
何もする気が起きず、こういうときはキャパがいっぱいになっているので、流れに任せてぼーっとし切ることにしています。
一方で、職員全員で入学式を成功させたという達成感もありました。
これまでは個人で動くことが多かったので、こういう達成感を感じる場面はあまりありませんでした。
与えられた仕事にしっかり取り組むことで、後に得られるものも大きくなるのだなあと改めて感じた瞬間です。
学校は、関わる人が多様で、何かやる時にはいろんな方面に気を使います。
大変ですが、いろんな人が関わるので、多くの人が豊かになれるように動くこともできるはずです。
また、関わる世代も多様で、後の豊かさの素地を作る仕事でもあります。
空間的にも時間的にも広い視野の持てる世界だと思い、少しまた、今の仕事の意義を感じています。
目の前の業務にしっかり取り組みつつ、「教育インフラ」として、また「地域のインフラ」として、関わる人たちが豊かになっていく場にするために何ができるかという視点も、忘れずにいたいと思います。
ひとまずこれでひと段落。
明日は休みですので、しっかり休んで余白を作り、また新しい気持ちでスタートできたらと思っています。
それにしても、偉い人たちが何人も出てきて、それぞれが「今日は皆さんに大事なことを3つ話したいと思います」と言うもんだから、合計で18個ぐらい大事なことが出てきました。
生徒も賢いもので、キャパオーバーになるので途中で寝るという戦略を立て、自主的に合計6つぐらいに抑えていました。
「フォーマルは大人のものだ」ということであり、多様な関わりのなかでうまくバランスが取れていた現象だと思います。
儀式は必要なものだと思っていますが、「話はできるだけ短いほうが良い」と自戒を込めて書いておきます。
とはいえ、入学式では、いろんな人が真剣な想いで参加します。長い話もその一つ。その結果としての出来事で、うまくバランスが取れて、案外一番うまくいっていた形なのかもしれません。
今回も読んで頂いてありがとうございました。