「見ている自分」を見落としている。
教育に携わっていると,時々来る質問に「授業を見学してもいいですか?」というものがある。
授業見学は私としては特に問題ないので良いのだが,子供はどうなんだろうと思うことがある。見に来るほうの理由は様々だ。「この先生は信頼できるのか?」「子供はちゃんと受けているのか?」「単純に一回見てみたい」などがあると思う。
見にくる側は(神妙な面持ちで)気楽に見ようとするが,ここで抜け落ちている発想がある。それは「自分が見ることで授業がどのように変わるのか」である。
例えば教師と生徒の