アニメWIND BREAKERから学んだ、リーダーの役割
今見ているアニメ「ウィンブレ」の話を少し。
第12話を見まして。
第12話 頼られる者
不良高校のてっぺんを狙いフウリン高校に入学した主人公の桜が級長になる回。人付き合いが苦手なタイプで自分にはリーダーは向いてないと戸惑う桜。何かやり遂げたい強い意志を持っている奴、強くてカリスマ性ある奴こそリーダーという考えが拭いきれないまま、2年級長である梶の活動に同行することに。
街の住人の逃げ出した飼い猫捜索が今回のミッションであったが、メンバーみんなで協力し、飼い主のもとへ猫を戻すことに成功。しかし、グループを引っ張っていくはずである級長は特にほとんど何もしていないことに、桜は戸惑いを隠せず。
級長をやっている理由を梶に尋ねると、
自分は仲間に頼りっぱなし。だから周りの奴らに応えるために、自分のできることをするだけだ、という答えが返ってくる。
引っ張っていく、とか、皆をまとめ頼られることだけがリーダーである要素の必要はない。これが今回のアニメで学んだこと。
何もできないけどリーダーはやれる。メンバーのために何が自分にできるのか考え続けることこそ、まとめ役の仕事だったりする。
これは最近私が実生活で学んだことでもあって。
引っ張っていくことがリーダーの役割?
若手年配関係なくプロジェクトを任されるような職場環境が今の私の職場なのであるが、この私、1から9の下準備をリーダーがやらなければならない、とか、リーダーだから全てを理解してなければならないのだと4年間思い続けていた。案の定1人で仕事を抱え込むことになり、鎮座してしまう計画ばかりの始末。
変に完璧主義、経験浅いながらプライドだけ高いというストッパーによって、人と協力したり、質問したり、頼み事をするのが苦手な性格でもある。単純に。
何もアウトプットできていない焦りと、自分には何もできることがないという肯定感の低下、上司からの叱責、会社に自分の居場所がなくなるのではないかという不安。
全ての負の要素に付き纏われてさらに身動き取れなくなっていくという、悪循環に陥ってしまっていた。
そんな時に、刺さったのが先ほど紹介した、アニメの話である。
1人のメンバーであり、ただリーダーという名前が付いているだけ。
うまく人をまとめようとか引っ張っていこうとか、手本となるような姿を見せようとか。そういう余計なおもりを持ちすぎていた。
社内にしろアニメ作品にしろ、リーダーポジの人ってよくよく見てみると、仕切り屋じゃないのよな。
脳として操縦席に座るポジションじゃなくて、全身を巡り身体を動かすために奔走する血液的な役割
それが、私が今後捉えていくべき新しいリーダーの一面なのかもしれないと、学んだ先週の出来事。