映画レビュー:インサイド・ヘッド2
※大いにネタバレを含みます。
この週末は結果として3本の映画を観ることとなった。前述した「もしも徳川家康が総理大臣になったら」
「クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」
そして今回記す「インサイド・ヘッド2((原題:Inside Out 2)」だ。
クレヨンしんちゃんについてはまた記す。
インサイド・ヘッドの設定は、人間の頭の中。喜怒哀楽の感情が頭の中で人間の記憶や意識をコントロールしているという設定だ。前作では、哀の感情の重要性を伝える作品であったが、今作では体の持ち主ライリーが成長し、これまでになかった新たな感情たちが登場することになる。シンパイ、ハズカシ、イイナー、ダリィの4つの感情だ。前作の根源的な感情と比べ、他者との比較や将来への不安等、社会的に芽生える感情が加わっていることが興味深い。
アイスホッケーの名門高校のミニキャンプへの誘いを受け、ライリーは友達2人とともに参加することとなるのだが、高校へ向かう途中に友人から別の高校に行くことを告げられる。悩みに直面したライリーは、頭の中のシンパイの操るままに、これまでのライリーでは決して取らなかった行動を取ってしまう…。
人間を形成する感情は一つではない。仮にその時々では間違った感情であったとしても、そこから学び糧として、人間をより豊かに大きく育てていく。
子育てにも通じるような作品であった。
映画館へ急がれたい。