【社員インタビュー】組織横断的に仕事ができるDIPの魅力とは。業務効率の改善とコスト削減の両立を実現
こんにちは、採用広報チームです!
本日は社員インタビューをご紹介します。
アプリエンジニアとしてキャリアをスタートし、ベネッセではコンサルティング業務を行う藤塚さんです。
藤塚さんが現在関わるのは介護事業です。「ベネッセといえば教育!進研ゼミ!」とのイメージをお持ちの方も多いかもしれません。実は、ベネッセは介護事業にも力を入れていて、ベネッセの有料老人ホームは26年の実績を持っています。
今回は介護事業にDXの観点から関わっている、Digital Innovation Partners DXコンサルティング部部長、藤塚さんのベネッセでの仕事内容ややりがい、今後の展開についてお伝えしていきます!
――自己紹介をお願いします。
1社目のシステム開発企業ではアプリケーションを開発するエンジニアとしてBIシステム開発やBtoC顧客向け情報サイトの構築を担当しました。その次にコンサルティング会社に移り、システム開発の知見を生かしたPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として働いていました。IT領域だけではなく、新規事業の立ち上げ計画の立案や営業戦略の立案と実行まで経験できたので、今の仕事にも活きています。
ベネッセに転職してからはシステム開発やコンサルティングで培った経験を生かして、介護事業におけるDX推進をはじめとした業務改革、外部へのコンサルティング活動を担当しています。
そのうちの一つとして、施設運営を担っているベネッセスタイルケアと、仕事と介護の両立支援サービスなどを行うベネッセシニアサポートの顧客管理システムを統合するプロジェクトを担当しています。
――詳しく教えてください。
関係する機関とベネッセグループの介護サービスを連携させることや、お客様の情報を適切に漏れなく伝えるために必要な仕事をしています。目指しているのは、より良いサービスの提供と業務効率の改善の両立です。
ベネッセのグループ会社には、介護施設の運営や在宅介護サービスを提供しているベネッセスタイルケアがあります。そして、介護周辺事業を担う会社のひとつとして、介護施設への入居を検討しているお客様にベネッセ以外の施設も含めた施設紹介を実施しているベネッセシニアサポートがあり、お客様に最適な施設のご提案をしています。
それぞれ自社のシステムを活用して顧客を管理してきたため、紹介・連携の都度、お客様のお体の状態やどちらのエリアでサポートを希望されているのかといった情報を伝達する工数が発生していました。そのため営業員・相談員が個々に必要だと思う情報を連携しており、組織として業務の伝達内容に差が出ている状況がありました。
――DXによるコンサルティングとして、顧客管理システムの導入による課題解決を進めていると聞きました。具体的に教えてください。
工数を削減しつつ正確な情報を伝達するために、顧客管理システムの導入・統合を進めています。
例えば、病院には入院患者様の今後の生活を含めた相談に乗るソーシャルワーカーがいらっしゃいます。病院に入院していた方が施設への入居を希望する場合、ソーシャルワーカーが入院していた方にベネッセシニアサポートを紹介します。お客様にご承諾いただいたうえで、今までお伺いしてきた情報をひとつの顧客管理システムで管理することになるので、工数削減が実現できるのと同時に、施設へ入居した後も情報のアップデートが可能となります。
――どういった時に仕事のやりがいを感じますか?
介護事業は国からの補助金で賄っている分野であり、もともと利益率は高くありません。顧客管理システム導入による費用はかかりますが、導入によってそれ以上のコスト削減、売り上げアップが可能となります。コストにシビアな領域なので難しい反面、達成感があります。
導入にあたり3カ月間、介護サービスの現場でヒアリングし、どのくらい効果が見込めるのかを算出しました。フェーズ1の段階では年間数千万円の売上高向上、領域を拡大したフェーズ2の段階では数億円の売り上げアップとコスト削減を見込んでいます。
このように介護現場の方々の働きやすさと、経営面のプラスの両立を実現することにやりがいを感じます。
――DIPだからこそ感じられるやりがいはありますか?
DIPの特徴は全社横断的に事業を見られることです。そのため、今回の顧客管理システムの導入・統合プロジェクトにおいて、他の領域で培った経験やノウハウが活かせました。例えば、教育の領域で顧客となる学校や先生方へのアプローチを参考にしています。全社の知見を活用できるのが、DIPの仕事のおもしろさの一つです。
また、新型コロナウイルスの影響を受けて施設への入居控えが発生したため、コロナ禍前の入居率まで戻すという課題があります。顧客管理システムの統合により高い品質のサービスを提供することで入居率もアップできると考えています。これもDIPの立ち位置、視点が活かせる仕事だと思っています。
――企業理念の「よく生きる」を実践していることはありますか。
チームのメンバーと話し合いながら、今できることの目線合わせをしています。具体的には、まず「3年後にどうなりたいか」を具体的にブレイクダウンしました。
ベネッセでは半期ごとにキャリア目標を立てるので、その機会を利用して3年後の理想を最短距離で実現するために必要なスキル・経験を身につけるための目標を立てています。コンサルティング会社にいた時の経験を活かして、メンバー各々が今のプロジェクトでどこまでやらないといけないのか、どこまで実現できるのかを明確にしています。まさに実践中ですが「よく生きる」につながると思っています。
――最後にベネッセで実現したいことを教えてください。
DIPで横断的に全社を見渡せる立場を活かして、ベネッセの中でさまざまなシナジーが生まれるために動いていきます。新しい事業を立ち上げて、トップラインを伸ばせるように取り組んでいきたいですね。