「すずめの戸締まり」観に行けないけど覗き見したい人のための解説【登場人物紹介編】
このアカウントで2本目のアニメ語りnoteになります。べナオと申します。
アカウント開設して間もない内は、毎日更新に近い頻度で投稿しようかなと思っています。
というわけでアカウントの知名度もまだ皆無なので、今もっとも人々に見られているであろう「すずめの戸締まり」ネタを再度こすらせていただきます。正直前回の記事だけではこの作品の良さは語りきれなかったので、恐らく当分このシリーズ続きますので覚悟してお付き合いいただければと思います。
ただ書いてから気付きましたが正直、公式ホームページの方がより綺麗にまとめられていますのでべナオとかいう無名のブロガーとか知らんわ! という方はそちらをおすすめします(泣)
本記事ではアニメファン目線で、公式では語りにくいであろう部分まで攻めた解説にしたいと思います。
というわけで忙しくて観にいけないけど話題には取り残されたくない人のための「すずめの戸締まり」解説【登場人物紹介編】を始めたいと思います。100%ネタバレで構成されているので、暇を持て余していて映画館に行く余裕が有り余っている方は読まないことをお勧めします。
覚えておきたい主人公と中心人物紹介
・岩戸鈴芽(いわとすずめ) CV:原菜乃華
本作の主人公。宮城県生まれ宮崎県育ち。明るくて友達のいる、どこにでもいる女子高生。小さな頃に両親を亡くしている。そのせいか本作では様々な超常現象に巻き込まれるも、臨機応変に対応していて簡単にパニックにならずに適応力が高い。その日に出会った人ともすぐに仲良くなる。環(母親代わりの叔母)と何かとすれ違いがち。序盤では恋愛には興味がない様子だったが、草太を朝に口付けで起こしたりと異性に対してはけっこう積極的。可愛い。余談ですが実際のスズメの研究では、集団内の一部のスズメは日本列島の北から南に移動していることが分かっているらしく(Wikipedia参照)、新海監督がそこまで考えて設定作ってるとしたらやばいなと思いました。
・宗像草太(宗像草太) CV:松村北斗
本作の主人公二人目、というか鈴芽に助けられるので実質ヒロイン。閉じ師と呼ばれる家業を引き継いでいて、日本各地に存在する災いを引き起こす「扉」を探しては閉めるという気の遠くなるような仕事をしながら教員を目指している。旅をしているせいで中々髪を切れないのだろうか。しかし長髪も似合っているので良し。本作では要石という神様から木製の椅子に体を変えられてしまうので、作中ではほとんどこの姿を見られない。というわけで以下のような漫画ファンアートを見て分かり手になってしまいました。
https://twitter.com/czech_gana/status/1600495538801180681
今作は今までの新海作品と同様にファンアートが豊富なのも嬉しいところ。映画を見終わっても楽しみがつきません(泣)。扉が開きそうなところへ椅子の姿になっているにもかかわらず飛び込んでいき、鈴芽の身を案じて「君は帰れ」と言ってしまうような無鉄砲さがあるが、そういうところが女性ファンの好感を集めそうだ。男から見ても気持ちの良いイケメンである。良い教師になりそうだ。
・ダイジン CV:山根あん
鬼畜猫。終盤で劇場版のジャイアン並みに優しくなるのでみんな忘れているが、序盤はこんなムカつく猫がいるか? といレベルの非道を強いてくる。多分猫だからぎりぎり落ち着いて見られるが、これが人間だったらスクリーンを殴ってると思う。という個人的な感想は置いておいて、作中で重要な要石(かなめいし)という神様を模した神器のような存在で、扉の近くで災いが現実世界にもたらされるのを防いでいる有難い存在。現実にも要石というものは存在しており、こちらは千葉県と宮城県と三重県にそれぞれ存在する(今回新海監督が参考にしたのは宮城の鹿島神社のものと考えられる)。神様なので特殊な能力が使え、草太の体を木製の足が一つ取れた椅子に変えてしまった。正直自分がそうなったらと考えてストーリー序盤での絶望感を演出するのに一役買っている。良い作品には気持ちよく怒らせてくれる悪役が必要ということなのでしょうかね。最後に一応CVを調べたら山根あんさんという8歳の子役の方だそうです。ひどいことを言ってすみませんでした。皆さんもネットでの発言にはぜひ気をつけてくださいね。
・芹澤朋也(せりざわともや) CV:神木隆之介
CV神木隆之介、と書けばそれだけで説明が終わりそうなキャラ。学校の友達や同僚のアニメ好きとの会話では、これか花澤香菜の名前を出しておけばこの人わかってるなという空気を流せる。という冗談は置いておいて個人的には好きなキャラ。草太の大学の同級生で、草太を探して宮城に向かおうとする鈴芽に車を提供してくれるイケメン。イケメンの友達はやっぱりイケメン。鈴芽と環(鈴芽の叔母)が喧嘩しているところを、河合奈保子の「けんかをやめて」(1980年代の歌謡曲)を車で流して仲直りの雰囲気をつくろうとしていたのがこのキャラの性格を表していて個人的推しキャラ。年上に好かれそうな男で、実際環とも中々いい雰囲気になっていた。
・岩戸環 CV:深津絵里
鈴芽の母方の叔母。バリバリのキャリアウーマンで宮崎の漁協で働いている。そのせいか独身であり、鈴芽の親代わりをしている。そのような複雑な経緯から、鈴芽とはお互いに「自分の存在が相手の重荷になっているのではないか?」というすれ違いからなんとも言えない精神的な距離感を感じている。この関係の移り変わりは作中の重要なポイントであり、もしこれから映画を観に行くという酔狂な方がいるなら見どころの一つとしてお勧めしたい。個人的に幸せになってほしいランキング1位。朋也、宮崎まで迎えに行ってやれ。
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