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学校司書で行く。

学校図書館には その地域の出版社や知識人の出版物が

寄贈されることがある。先日、本校に寄贈された本の紹介をしたい。

清水銀行・静岡県立大学共同編纂 「人〈財〉こそが地域の礎」(静岡新聞社)出版である。



・・・・・・・すごい。アマゾンで買えるんだ。買えないと思ってた。

銀行が大学などと連携し 私が知る限りでは主に経済や金融関係の講座が主ではあるが

様々な内容の講座を無料で開催することがある。

で、この本は、静岡県の清水銀行が行った人気の講座を視覚化した本である。

正直、高校図書館向けかと言えば、微妙である。

けれど、実際に金融業界に就職を目指したい人にとって、

加えて、世の中の経済の動きを担っている人たちの考え方に触れるにはかなりよい本である。

私はこの本をぱらぱらと読んで感じたのは

「人〈財〉こそが、地域の礎」である。

地域は、国から見たら、より小さい単位。 国〉都道府県〉市〉町村〉各家庭と考えた時

人づくりこそ最終的には国を動かすという事。

武田信玄の言葉を思い出す。

「人は石垣 人は城 人は堀 情けは味方 仇は敵」

城主たる者、人を大切にすることが最終的には我が身を守る。あ、これは勝手な解釈だけど。

人を育てることが国を強くする。

兵器や武器の開発や購入ではない。

道徳を身に付けさせる、学問を筆頭に教育する。

学校は教育を担う場。 

その場にあって、学校図書館は、すべての知識があるはずの場。

さあ、

ちょっとだけ。学校司書っぽいことを言うと、 

0類から9類と、

日本十進分類法で主題によって分けられ排架されているけれど

排架率はどうなってるかな?

9類文学だけが圧倒的な蔵書となっていたら蔵書が偏ってる図書館になる。

かといって

思想的に偏っている蔵書の図書館であっても、話にならない。

学校図書館の根本は「知りたい!識りたい!が叶う場」であろう。

文学(読み物)だけを毎月紹介するのではなく

知識の書物を 如何にも読みたくなるように紹介で来て

学校の司書だ。

学校司書は「読み聞かせ担当」ではない。

学校司書は「季節感掲示担当」でもない。

学校司書は学びの案内人だ。


私は、学校司書で行く。

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