自分が分からなくなった人へ。

‪自分が分からなくなった人に伝えたい。‬

‪私は2008年に親になった。そう、長男が誕生したのだ。‬

‪私には父親がいない。正確には13歳から父親がいない。‬

‪父親と存在が正直分からず思春期を経験した。そして自分が父親になった。‬

‪父親になってから9月で丸12年経つことになる。‬

‪いまだにわからない。‬

‪父親って何だろう。‬

‪一家の大黒柱?それって単なるATMじゃないのか?‬

‪精神的な支え?それって宗教じゃね?‬

‪全知全能なカリスマ?それってゼウス?つまり神?俺、ハゲてるけどカミなの?‬

いまだにわからない。

‪自分が父親としてどういう存在なのかわからないまま12年が経とうとしている。‬

‪俺は父親として自分が何者なのか良くわかっていない。‬

‪でも父親をやっている。12年も、だ。‬

‪12年も父親をやっていると、分からないなりにひとつ確実に言えることがある。‬

‪子供は宝だ。‬

‪この閉塞感ただよう現実において、宝である子供たちのためにできることは何だろう。‬

‪わからないなりに答えを見つけよう。‬

‪そうだ。‬

‪今日のランチは‬

‪『お父さん特製味噌ラーメン』‬

‪にしよう。‬

‪難しい事は考えるのやめて、『お父さん特製味噌ラーメン』をお腹いっぱい食べてもらおう。‬

‪腹が減っては戦はできぬ。‬

‪自分が分からなくなったら、まずは腹ごしらえだ。‬

‪それから色々と考えよう。‬

‪明日は晴れるかな?‬