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道具

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ビールづくりの道具たち
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#使用

①必要最小限の道具

①必要最小限の道具

米国などではホームブルーイングが盛んな為、色々な道具を好みやスタイルに併せて購入することが可能ですが、米国以外の国で探そうとすると結構大変です。特に、ビアトレで推奨するオールグレインのビールづくりとなると、ある程度の設備が必要ですので悩ましいところです。道具についての説明は、それぞれのページを見ていただくとして、ここでは購入が比較的容易な、オールグレインのビールづくりができる道具を紹介します。ミニ

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②洗浄・消毒について

②洗浄・消毒について

ビールづくりにおいて、最も重要ともいえるのが、ビールづくりに使用する全ての道具の洗浄と消毒です。洗浄と消毒が美味しいビールづくりを左右すると言っても過言ではありません。逆に言うと、洗浄と消毒を適切に行っていないと、ビールづくりは失敗してしまうのです。優れたホームブルーワーは、洗浄と消毒の重要さをきちんと理解している(又は洗浄と消毒の失敗で痛い目にあっている)ので、失敗が少なくなります。 特に注意し

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③マッシュ・タン/ローター・タン

③マッシュ・タン/ローター・タン

マッシュタンとは、Mash(麦汁)をつくるための、Tun(樽・容器)のことです。つまり、麦芽を糖化する為に使用する容器や鍋の総称です。また、ロータータンとは、Lauter(ろ過)をするための、Tun(樽・容器)のことです。糖化された麦汁と、麦芽カスを分ける為に使用する容器の総称です。一般的に、麦芽の糖化とろ過は同じ容器で行われることが多い為、両方の機能を備えていることがほとんどです。ですが、呼び方

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⑦温度管理

⑦温度管理

発酵の工程においてもっとも重要なのが、温度管理です。一般的に、ラガーイーストであれば約9~15℃、エールイーストであれば約15~25℃の状態で発酵させることが、美味しいビールをつくる上で不可欠です。特にラガーイーストは温度に敏感ですので注意が必要です。 エールイーストであれば、日本の場合、気温が20度前後となる春や秋には、温度変化の少ない場所で発酵させれば、温度管理はほとんど必要ありません。冬場で

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⑧計器類

⑧計器類


温度計

主に麦芽の糖化に必要な温度を図るために使用します。最低限のもので構いませんが、デジタル式のものは、割れることもなく使いやすいようです。

比重計

麦汁の糖化が適正にできているかどうかを確認します。また、麦汁発酵前の比重や、発酵後の比重の比重を計ることで、アルコール度数を算出できます。比重計は、メスシリンダーと併せて使用しますので、どちらも用意しておくことをおすすめします。

糖度計(

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⑨その他の道具

⑨その他の道具


サイフォン(ラッキングケイン&ビニールチューブ)

ビールを発酵容器から、ボトリング容器に移す時に使用します。サイフォンの原理を使って、ビールを発酵容器の上から吸い上げ、ボトリング容器に移します。発酵容器に蛇口がついている場合には、直接そこから流して移してもいいのですが、イーストケーキやトゥルーブ(オリ)を発酵容器に入れないようにしたいので、上から吸い上げたほうが良いのです。ラッキングケインは写

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