⑨その他の道具
サイフォン(ラッキングケイン&ビニールチューブ)
ビールを発酵容器から、ボトリング容器に移す時に使用します。サイフォンの原理を使って、ビールを発酵容器の上から吸い上げ、ボトリング容器に移します。発酵容器に蛇口がついている場合には、直接そこから流して移してもいいのですが、イーストケーキやトゥルーブ(オリ)を発酵容器に入れないようにしたいので、上から吸い上げたほうが良いのです。ラッキングケインは写真のような形をしていて、先端にはオリをあまり吸い込まない形状になっています。ラッキングケインがなくても、チューブさえあればサイフォンできるのですが、オリが入らないようにしましょう。写真はノーマルなラッキングケインと、ポンプ式でサイフォンできるものです。ポンプ式はあると便利ですが、壊れて使えなくてもサイフォンできるようにしておきましょう。
マッシュパドル(へら)
マッシング中の麦芽をかき混ぜたり、ワールプールなどで使用します。マッシュタンや鍋のサイズにあった大きめのへらを用意します。材質は何でも構いません。ちなみに、僕はかっぱ橋で購入した、角型の大きいしゃもじを使用しています。船用のパドル(オール)を使っている人もいます。
スパージング・アーム
スパージングをする時には、上からお湯をかければ良いだけですので、やかんでも鍋でも何でも構いません。ただし、やかんや鍋などを使うときには、ポンプなどが無い限り、お湯を上からかける労力が必要になります。スパージング・アームと、お湯を入れておく鍋を併せて使用すると、その労力がなくなりとても便利です。マッシュタンとの高低差を利用することで、ほとんど自動でスパージングが完了します。なくても全く問題ないものですが、一旦使うと離れられなくなります。銅管や塩ビ管などを使って自作もできます。難点としては、スパージングに必要な水量を入れておく鍋などが別途必要になります。
ボトリング容器
発酵容器と同じように、清潔なプラスチックバケツがあればOKです。ビール瓶に注ぐ時に楽ですので、バルブや蛇口が付いているものが好ましいです。蛇口にボトルフィラーを取り付けると、瓶詰めが楽になります。ボトルフィラーは、ボトルの底につけるとビールが注がれ、ボトルの底からフィラーを話すと止まる仕組みになっています。
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