![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48826134/rectangle_large_type_2_4e2a577bcaa1dd5e6da39698e74b2263.jpg?width=1200)
瑣末な話
2021.3.29(月曜日) Don't despair
小さな自分を再認識する。
飽きもせず、今日も朝から散歩のようなウォーキングに出かける。飽き性の私としては続いている方だと自分を褒める。マンションを出て数メートル歩いて右に曲がるとインターナショナルスクールがある。比較的小さい子が通うスクールのようで子供を送ってきた母親たちが門の前で立ち話をしている。この朝早い時間にもかかわらず、みなさんお化粧も完璧で出立ちも「銀座でお食事ですか?」ってくらいのお洒落っぷりだ。このクラスのお母様方は朝は暇なのだろうか...と少し意地悪な気持ちになる。比べるのもおかしな話だが、お母様方に比べると私のみすぼらしさったらない。Tシャツだけにはこだわって「グループ魂」のロックなTシャツを着ているが、そんなこだわりなんてこの方々には通じないだろう。羽織っているカーディガンも履いてるパンツもどこぞのファストファッションだし、斜めがけのバックに至ってはいつ買ったのか自分でも思い出せないくらいの年代物だ。
何ひとつ対抗できなくて小さくなって歩く。
その立ち話のメンバーの中に同じマンションに住む人がいて、不覚にも目が合ってしまった。「おはようございます」と向こうの挨拶に対して「おはよーうございますぅー」と1オクターブ高い声で挨拶をしてしまう。
なんて私は小さいんだと再び思う。
帰宅する時にまたそのスクールの前を通った。母親たちはもういなくて、開け放された窓から子供たちの可愛らしくたどたどしい英語が聞こえてくる。
この小さい者たちには勝てそうだ。
帰宅してどのくらい歩いたかスマホで確認してみたら1時間15分歩いていた。その時間を見たとたん急に疲れ果て何もできなくなる。そして昼寝(お昼前でも昼寝というのかわからないが)2時間近く寝た。1時間15分歩いて2時間の昼寝。効率の悪さに絶望しかける。が、絶望しない。
たぶん明日も歩く、飽きていなければ。
いいなと思ったら応援しよう!
![イトカズ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84563166/profile_ae6d5ae5192c5a991de9221585ff6e0b.png?width=600&crop=1:1,smart)