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本屋を散歩する堅物女

うすのろ日記 2024.12.11(水) How about going to the bookstore?


本屋に出かける。
そして入り浸る。
年末年始に読むための本を物色する。
休憩をはさんで4時間ほどお邪魔していた。

私は他者からの『おすすめ本』というのには興味がないので、あくまでも自分の感性だけで探し出す。だから1冊を選ぶのにものすごい時間がかかるのだ。
『おすすめ本』に興味がないというのは、それらはその人が読んで良かった悪かったという感想であって、私にそれが当てはまるか、あるいは他の誰かに当てはまるかは、博打のようなものでよくわからないからだ。たまに出版業界にいる友人などに「これおもしろいよ」と手渡される本はとりあえず読んでみるが、おもしろかったという確率は50%くらいだ。
それは映画でも同じで、雑誌なのどの『おすすめ映画』の記事などはほとんど読ままない。
そういうわけで自分で選んで、読んでみてダメだったら自分の責任だという覚悟(大袈裟)もあるし、良かったら「私の感性、あたり!」と喜ぶ単純さもある。
てなわけで、私自身も本や映画を他者におすすめすることはない。
『これを読みました。こう思いました』『この映画を観ました。こう思いました』と事実だけを書くことにしている。あとは読んだ人がどう思うかだけだ。よくSNSなどで「この映画おもしろくない。観ない方がいい」とか「この本は読む価値なし」などと堂々と書いている方もいるが、ちょっとした営業妨害だなと思う。
『良くない』と書くのなら『何がどう良くないのか、どうすればもっと良くなるのか』という改善策まで書くべきだと思う。私はその改善策を書くのが面倒なので、良くないと思ったものはSNSには投稿しないようにしている。長い間、読書感想文や映画感想文を投稿しなかったら「いい作品に巡り合ってないんだな」と思ってくださっていい。

本屋をウロウロしていると、本屋の方が書いたオリジナルのポップなどが貼られている。それはそれでおもしろい。それを読んで買うことはないが、
感想文の書き方がセンスあると「おぉ、この人は?」と、それを書いた店員さんを探してみたくなる。そういう楽しみも本屋にはある。だから時々の本屋散歩はやめられない。

演劇のための資料を含めて23冊選び出す。
今すぐ読みたいのだけ手持ちして、残りは送ってもらう。これで年末年始も安泰だ。

帰り道で、口笛を楽しそうに吹きながら歩く人がいた。
何の曲かはわからないが、なかなか上手だ。
口笛のプロなんだろうか。
(そんなプロがいるのか知らないが)

本屋はお好き?
読んでくださりありがとうございました。



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イトカズ
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。