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うすのろ日記

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うすのろな毎日を綴った日記。ほぼ毎日更新しています。立ち食い蕎麦を食べるようにいつも通り、普通に平凡に日々生きていきたい気持ちの日記。
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#ほぼ毎日note

私が言う ここ に私はいないはず

私が言う ここ に私はいないはず

2022.8.26(金曜日) strange dream

不思議な夢を見る。
他人の夢の話というのは、だいたいが本人が思うほど面白くないと相場が決まっているが、今日の夢は初めての経験だったのでそれを承知の上で記録として書いておきたい。
私は最近短編小説を時々投稿しているが、そレガ終わったら長編を書く予定をしている。日々そのプロット作りで頭の中は激しく葛藤しているのだが、今現在出来上がっている場面

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ちぐはぐな連続性のあるテレビ

ちぐはぐな連続性のあるテレビ

2022.8.24(水曜日) Never a dull moment 

   黒いワンピースを着ている。

この歳になると黒いワンピースを着るのには勇気がいる。今まで何度か街で会った知人に「あら、どなたかご不幸が?」「お葬式ですか、暑い中お疲れ様」と言われたことがある。若い子ならファッションだと思えるのにやはり私くらいの年代になると見る目も微妙。
誤解されないようグリーンの派手なバッグを持ってド

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早々の 柿の影に 暑い風

早々の 柿の影に 暑い風

2022.8.22(月曜日) persimmon

柿を食べる。

先週末、少し涼しい日が続いて24時間連続稼働の我が家のエアコンを数時間オフにする時間帯があった。窓を開けると、こんなビルだらけの街の真ん中でも気持ちいい風が通り抜ける。「あぁ〜!!」と感動を漏らしながら、自然をもっと大切にしなきゃと思う。そう思うがこればっかりは私がそう思ったところでどうにもならないのだけど。
そんな週末が終わって

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私たち、意外に棘もってます。

私たち、意外に棘もってます。

2022.8.20(土曜日) thorn

わっ、やられたと思う。

水色の涼しげなワンピースにきれいに揃えられたセミロングの髪。
隣には彼女より少し背の高い彼がいる。
夏の暑い道の上で、くっついた腕とその先にある恋人繋ぎの手。
風さえ通らぬくらい隙間なく密着して彼らは私たちの前を歩いていた。

「若いっていいわね」
「暑さなんて気にならないんだろうね」
「ベタベタするほどの汗も好きな人なら平気な

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木は風の気まぐれで形を変えてはならない

木は風の気まぐれで形を変えてはならない

2022.8.18(木曜日) tristeza

然もないことと言うこと勿かれ。

昨夜、夫が会社から帰ってくるなり「喉が痛い」と言い始めた。
あらやだ。
これ以上は近づかないでと見えないバリアを張り、お互いに部屋の中でもマスクをして晩ごはんは各自の部屋で食べることとなった。「そこまでしなくても」と夫は言う。私だって本当はそこまでしなくてもと思っている。
正直、すでにマスクの意義や消毒液の意義など

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汗との軋轢(右足はすべてを物語る)

汗との軋轢(右足はすべてを物語る)

2022.8.16(火曜日) shopping

曇、雨、晴、曇、雨、晴、曇、・・・

不安定のようでもあり、ある意味規則正しく推移している。
曇の時間帯を狙って出かける。
日々の食材を買う目的以外で出かけるのは久しぶり。
本屋、KALDI、無印良品、花屋、パン屋を回って大量に買い物をした。今日は散財する日だと自分の中で決めていた。躊躇なく買う。いつもは節約モードだが、お金って使わないと帰ってこな

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ひぐらしの声も届かぬ涯にいる

ひぐらしの声も届かぬ涯にいる

2022.8.12(金曜日)

ひぐらしの声は聞かない。

台風の影響か前線の影響かわからないが、それまでは問題なく晴れていたのに急に曇ってきてパラパラという音を立てて雨が降り出した。
慌てて洗濯物を取り入れるためにベランダに走って行く途中で、サッシの角に小指をぶつけて悶絶する。
「うっ、痛い」という声を出しながら洗濯物を取り入れる。

雨は30分ほど激しく降ってやんだ。

もう暦の上では秋という

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粗忽者が立つ、真夏の境界線

粗忽者が立つ、真夏の境界線

2022.8.10(水曜日) sprits of ancestors

お寺へ行く。

夫が会社に行かずに家にいるから今日は土曜日か?それとも祭日か?と、思った。
しばらくして「あっ、今日は父の法要日だ」と気づく。
母のそれとは違って父の親戚はあれやこれやと言ってこないから、私たち夫婦だけで素朴に執り行う。
午前中、お願いしていたお寺に行ってお経を唱えてもらう。
お坊さんの後ろでお経を聞く。外から

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探せば探すほど、キリがない

探せば探すほど、キリがない

2022.8.9(火曜日) draw a line

高校野球を飽きずに見ている。

昨日の本の読後感を少し引きずっているものの、あの暑い甲子園で走るまわる若者たちを見るのは快感である。
私はプロ野球にはほぼ興味がないが、高校野球だけは長年見続けている。
そこは父によく似ていて、父もプロ野球は見なかったが高校野球だけは仕事をサボってでも見ていた。「また仕事サボってるの?」と言いながら私も隣で見てい

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くちびるに焼き鳥、アップビートでね。

くちびるに焼き鳥、アップビートでね。

2022.8.6(土曜日) Watch out !!

焼き鳥屋で一杯する。

いたるところで雷が鳴って、いたるところで小さな祭りが催されていて、
ゴロゴロドンドンという音が雷の音なのか、祭りの太鼓の音なのか、
区別がつかなくなってきている。

ドンドン…ドンドン…
ゴロゴロ…ドンドン…
カラカラカラッ…ゴロゴロゴロ…

また聞こえてきた。

「今のは雷の音だよね」
「違うでしょ、雨降ってないし」

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暑さで欲がなくなる、それはどうよ...

暑さで欲がなくなる、それはどうよ...

2022.8.4(木曜日) hot summer days

電車に乗った。

眼科定期検診に行く日。
いつも朝イチ(9時)の予約をしているので、それに合わせて準備していたら、ふと見た診察券に予約時間10時になっているのを発見。
誰が間違ったのかわからないが、私の記憶より診察券に印字されている方がきっと正しいのだろう。
時間を持て余してしまった。
外出着に着替えて、お化粧もして、水分補給用の水筒も

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説明などいらない。

説明などいらない。

2022.8.1(月曜日) Don't make excuses

今日から8月だってさ、びっくり。

朝ごはんの前に、部屋中のカレンダーを8月用に取り替えながら…
『来ちゃったか、とうとうここまで。いやぁ〜まいったな』
と、独りごとを言う。
ふと見た温度計がすでに30度を超えていた。

暑中お見舞い申し上げます
ここで言わないでいつ言うの?ってくらい暑い。



唐突だが、私の古い友人に川柳作

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ある日。 猫にお茶を濁される

ある日。 猫にお茶を濁される

2022.7.30(土曜日) about my chats

猫のための大人の存在って儚いものだなとつくづく思う。

年に一度の猫の三種混合ワクチン接種の日。
クローゼットから出されたキャリーバックを見た途端、「ぎゃっ!これはっ!」と察知して部屋中を逃げ回る猫。予約時間は迫っている。早く捕まえないと…と、夫婦そろって部屋中を追いかける。
「イケメン先生に会いに行くよ〜」(実際に担当医はイケメンであ

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不幸のドミノ倒し

不幸のドミノ倒し

2022.7.27(水曜日) unhappiness

息もできない…暑さ。

昨夜のニュース番組のお天気コーナーで、アナウンサーが「今日の大阪は息もできないくらいの暑さでした」と言っていた。
私も「うん、そうだね」とテレビに向かって相槌を打っていた。
昨日、夕方になってスーパーに行こうと思っていたけど、陽が落ちても気温は30度以上あった。
うちはマンションの最上階にあるので、屋上に溜まった熱が夜

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