シルガード9について

子宮頸がんを予防するHPVワクチンについて、新たに9価ワクチン「シルガード9」が日本でも承認され、2021年2月より発売が開始しました。
まだ知らない方も沢山いらっしゃると思うので今回は先日一回目のシルガード9を受けてきたので実体験も含めてご紹介できればと思います。

シルガード9とは?

子宮頸がんの主な原因、ヒトパピローマウィルス(HPV:Human Papilloma Virus)感染を幅広くカバーします。HPVには10数種類のハイリスク型がありますが、シルガード9は、これらを含む合計9つの型(子宮頸がんの原因となるHPV型の約90%)をカバー(≒発症予防)します。従来のワクチン(ガーダシル)では4つの型(約60~70%)しかカバーできていませんでした。

「シルガード9」は、ガーダシルが対応している4つの型に加え、5つの型(HPV31、33、45、52、58型)に対応。

副反応


国際共同試験(001試験、16~26歳女性、ガーダシル®対照)承認時

疼痛6,356例(89.9%)、腫脹2,830例(40.0%)、紅斑2,407例(34.0%)、そう痒感388例(5.5%)、内出血137例(1.9%)、腫瘤90例(1.3%)、出血69(1.0%)

接種対象者


接種対象者は9歳以上の女性です。29歳までの方が受けていただくのが望ましい。
以前に4価ワクチン:ガーダシルを接種した方は事前に相談
接種間隔は1回目から2ヶ月後に2回目接種、6ヶ月後に3回目接種となります。

価格


シルガード9はガーダシルと違い定期接種ではありません。
全額自費でのお支払いになります。病院により料金はことなりますが
1回につき税込27000〜30000円程。3回の接種が必要です。

最後に

シルガード9を受けるにあたり接種希望者自身でワクチンQダイアリーへの登録が必要で全例登録が義務になっていました。接種後特に何も問題はなく副反応も出なかったので安心しました。子宮頸がんの原因となるHPV型の約90%を予防できるワクチンが日本でも打てるようになりとっても嬉しいです。コロナ禍でこんなに素晴らしいワクチンがかき消されてしまいこの記事を見ていただけた人だけでも知っておいて欲しいなと思います。

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