#127_【雑記】ヒトツバタゴの見頃
年度が改まりってからせわしない時が過ぎていたのが、もうすぐ一段落しそうでしょうか。
この時期になりますと、よく島内外の方からこのようなお問い合わせをいただきます。
「鰐浦(わにうら)のヒトツバタゴはいつが見頃ですか?」
結論を、申し上げます。
預言者ではありませんので、答えようがありません。
何も知らない方からしますと、そもそも「ヒトツバタゴ」ちなん?という感じかと思いますので、まずはそこから説明したいと思います。
モクセイ科の落葉高木です。「トネリコ(別名タゴ)」とも似ていますが、葉っぱがひとつであることから、「ヒトツバ」の「タゴ」ということで、このように名付けられたそうです。
対馬では、白い花が海を照らす姿から「ウミテラシ」、ナタが折れるくらい硬いことから「ナタオラシ」という別名もあります。
一般的には、街路樹の「ナンジャモンジャ」として知られていますので、対馬に来ないと見られない花ではないのですが、国内で自生しているのは愛知県・岐阜県の一部と対馬の鰐浦だけなのです。
鰐浦漁港を囲む「鰐浦ヒトツバタゴ自生地」は国の天然記念物に指定されています。
4月くらいになりますとあまり感じませんが、冬は対馬の北部と南部で気温差があるからでしょうか、南で満開になったら、鰐浦もそろそろ見頃になるかなぁ…という感覚で見に行かれる方が多いようです。
ちなみに、おととい(4月18日(木))上対馬からきた女子に聞いたところ、鰐浦の看板横の木が2・3輪くらい咲いていた程度、とのことでした。
とりあえず、慌てて見に行かなくても大丈夫そうです。
漠然と鰐浦に行けば良いといわれても困ると思いますので補足しますと、鰐浦漁港に行くと、集落を取り囲むヒトツバタゴの自生地を楽しめます(^^ )。
そして、近くにあります韓国展望所からは、白い絨毯のように広がる自生地を見下ろすことができます。
鰐浦集落も、韓国展望所も普通車なら気軽に行ける場所ですが、時間に余裕がある健脚な方には、鰐浦集落から韓国展望所まで、自生地をのぼっていくのをオススメします。
満開の時期に行きますと、かぐわしい香りの中を散策できます(o゚▽゚)o。
古い写真ですみません。
とりあえず、こんな感じの写真も撮れますということで…f^_^;)。
そして、「うみてらし」の話に触れましたが、ライトアップもあります。
今年は、すでに始まっています。
今月1日、韓国展望所がリニューアルオープンをしていますので、ぜひこの機会に鰐浦まで足を運んでみてくださいo(^-^)。
※厳原から車で片道約2時間かかります。ご注意ください。
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