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【3分読書メモ】調べる技術 書く技術(佐藤 優)を読んで

■基本情報

書名:調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意
著者:佐藤 優
出版元:SBクリエイティブ
出版日:2019年4月
ジャンル:仕事術
読書メーター:https://bookmeter.com/books/13736257

書籍内容(BOOKデータベースより)

ネットなどを使って誰もが手軽に情報収集できるようになった現代。すき間時間にSNSを見る、スマホでニュースフィードに流れてくる情報を見る―こうした手軽なインプットの「量」に比例して、集めた情報は本当に「自分のもの」になっているだろうか?専業作家として、日々膨大なインプット、アウトプットを行う著者が教える、学んだ知識を「本物の教養」に変える知的生産術!

■気になったポイント(引用文+コメント)

知的生産の根幹をなすのはアイデアであり、それは世の中の流行を見抜く眼力や柔軟な発想力、あるいはもっと根源的な人間力があれば発揮できるものなのである。

<メモ>アイデアは突然ひらめくものではない。自分の中に種を仕込んでおき、それが時間をかけて発芽した時にアイデアとして閃くのである。したがって、普段から自分の担当分野に関する情報は常にウォッチしておかなければならない。

人間の生産活動には、すべからくアイデアが介在する。ただし、自分のアイデアが付加価値となるかどうかはアイデアを実行してみないとわからない。 したがって、まず必要なのはアイデアの実行力、つまり「やってみる」ことだ。

<メモ>その通りなのだが、自分はいつも実践できていない。というのも、何かを行うまえから脳内で自己完結してしまうからである。これは全くの愚行であり、情報発信に携わる上で真っ先に考え得直さなければならない、悪しき習慣だ。

「料理」とは、ひとことでいえば付加価値を与えるということだ。どういう形の付加価値を与えるかは、仕事によって大きく変わる。

<メモ>何に対して、どのような付加価値を与えるのか。そもそも付加価値とは何なのか。記事を例に上げると(タイプにもよるが)、大体は読者が知らない”新情報”だろう。

仕事に関する知識をしっかり身につければ、新たにインプットする情報の理解度が底上げされる。当然、そのインプットをもとに行うアウトプットの質も高まるのだ。

<メモ>大前提として、該当分野に対する基礎知識が無いと普段のニュースを追うこともままならない。市場に並ぶ本をどう基本書と判断するかは難しいところだが、売上部数やレビュー数の多さをバロメーターとすれば良いのかも?

作家・評論家として生計を立てていくためには、いかにほかの人とは違う切り口、情報をもって発信するかが問われてくる。そこで私は農業という切り口を定め、定めたからには、ある程度、精通できるように農業の専門紙を読んでいるのだ。

<メモ>先を見据えたインプット。具体的には「自分なりの切り口で語るためのインプット」が非常に重要だ。

情報収集において、もっとも重要なのは、1つの見方・考え方に偏らないことである。そして偏らないためには、いろいろな見方・考え方に日々、触れることが重要である。

<メモ>多様な意見に触れるのは自身の潜在意見を見出す上でも大切なステップと言える。

誰かと一緒に暮らすには、ある程度の「鈍感力」が必要である。

<メモ>名言。鈍感力、正確には"気づいても指摘しない能力"だと思うが、やはり人はそれぞれ違う生き物であるため、寛容な態度が求められる。ただ頭で分かっていても、実践するのは難しい。

【こんな人におすすめ】

・インプットの方向性を定めたい人
・アウトプットの具体的なメソッドを学びたい人
・佐藤優氏の仕事術に興味がある人

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