【3分読書メモ】クリエイティブ・スイッチ(アレン・ガネット)を読んで 6 YuuuKi 2023年4月29日 11:29 ■基本情報書名:クリエイティブ・スイッチ:企画力を解き放つ天才の習慣著者:アレン・ガネット出版元:早川書房出版日:2018年12月5日ジャンル:ビジネス読書メーター:https://bookmeter.com/books/13247559■書籍内容(BOOKデータベースより)毎日3~4時間は、自分の業界の新作や情報を消費している。模倣を通じて、王道と目新しさのバランスを熟知している。つねに「教師」を探し、年下からも教えを受けている。製作途中のアイデアを人に見せて、フィードバックを得ている。―ヒットを生み出すのに重要なのは、才能や金ではない。コンテンツ業界でも、アパレル、食品業界でも、成功するクリエイターには共通した習慣があるという。MicrosoftやHondaをクライアントにもつデータ分析のプロが、数々の事例と科学的知見をもとにヒットの本質に迫る!読めば発想力のスイッチが入る、ビジネスパーソン必読の書。■気になったポイント(引用文)ボウデンは予備知識を築くことの重要性についてこう説明する。「ひらめきに対する人々の考え方にはひとつ問題がある。ひらめきは魔法のようなプロセスだから、ひらめくために努力する必要なんてないと考えているのだ。しかし、ひらめくためには一定の知識を築く必要がある。知らない物事についてなにかをひらめくことなんてありえないのだ。「ユーチューブ動画を撮る前は、観るほう専門だったんだ」とフランタはいう。「自分で動画を投稿する前に、いろんなユーチューバーを観まくって、ある意味、研究した。そしてユーチューブを理解したんだ」 テッド・サランドスと同様、フランタもまた大量の動画を消費し、視聴者にとってどういう動画がおなじみなのかを直感的に理解していった。「ボクの場合、再生回数が伸びる動画は、決まってだれもが共感できる話題、とくにボクの視聴者の大多数が共感できる話題のものなんだ。恋愛とか、一〇代の子どもたちが共感できる話題が求められているとわかった。おなじみのものと目新しいものの両方をいっぺんに追い求める人間の感情によって、横軸をなじみ深さ、縦軸を好意度とする釣鐘型の曲線ができあがる。私たちは曲を聴けば聴くほど好きになっていくが、ある時点で好意度はピークに達し、「聴きすぎ」の状態に突入する。そこからは、聴けば聴くほど好きでなくなっていく。私はこの釣鐘型の曲線のことを「 創造曲線」 と呼んでいる。要するに、だれかに目をかけられるのをじっと待つ必要はないということだ。自分から動くべきなのだ。あなたが興味をもつ業界で成功している人に出会ったら、好奇心をもち、その人に近づいていき、容赦なくつきまとえばよい。ワラックらが知ったように、ほとんどの人は自分の経験や知識を喜んで共有してくれる。ただきくだけでいいのだ。研究者たちは、最適な立ち位置は権力層と末端の人々の中間であると結論づけた。ネットワークの中心的な位置を占める権力層の人々と手を結ぶことで、「社会的な正当性を与えてくれる人々から直接恩恵を受けられる」のだという。それと同時に、末端にも半分足を置いておくことで、絶えず斬新なアイデアに触れられる。「末端の人々との接触を失わないことで、ネットワークの末端で開花することが多い画期的で斬新なアイデアに触れられる。一方で、社会的に凝り固まった環境にありがちな同調圧力から逃れることもできる。このように、クリエイターがアイデアの有力な候補を挙げていく段階を、私は「コンセプト化」 の段階と呼んでいる。最初の二〇〇種類という数字は適当だが、これから磨きをかけていけるような有力な選択肢を幅広く思い浮かべることが大事なのだ(中略)絞りこみ」 のステップだ。心を揺さぶるアイデアを生みだすには、まず大量の有力なアイデアを出したあと、データを用いて消費者や顧客の反応がよい少数のアイデアへと絞りこむ作業が必要になる。目標は、あるアイデアが創造曲線のどの地点に位置するかを絶えず把握しつづけることだ。本書から学べること独創的なアイディアを生み出す方法アイディアの種を成果物へ昇華させる具体的なメソッドヒットコンテンツ誕生にまつわる示唆に富んだ逸話組織ではなく個人でビジネスを成功させる方法コネクションを形成するためのポジショニング戦略 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #読書感想文 211,010件 #読書 #ビジネス #読書感想文 #マーケティング #読書記録 #企画 #アイディア 6