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【3分読書メモ】考具(加藤 昌治)を読んで
■基本情報
書名:考具
著者:加藤 昌治
出版元:CCCメディアハウス
出版日:2003年3月
ジャンル:マーケティング
読書メーター:https://bookmeter.com/books/11919058
■書籍内容(BOOKデータベース)
考えるための道具持っていますか? 丸腰で、仕事はできない。学生からエグゼクティブまで。アイデアが欲しい全ての人へ。あなたのアタマとカラダを「アイデア工場」に変えるとっておきのシンキング・ツールを教えます。
■気になったポイント(引用文+コメント)
おそらく今までは「こりゃないや」と思ったらそのまま頭の中で消滅させてました……ね。それ、今日から禁止です。頭の中で消していいのはエキスパートのみの特権だと思ってください。 下らないことでも何でも、全部紙に書いてみてください。 それは全部、「あなたが考えたアイデア」なのです。あなたの知的作業の成果です。
<メモ>アイデアを生み出したいなら、どんなくだらない考えでも一度は紙に書きだしてみること。愚かな考えをたたき台にして、思いも寄らないアイデアを生み出すのがプロというものである。
アイデアや企画につながる頭の使い方は、拡げて絞って、また拡げて(中略)展開するときは拡げて拡げて拡げるのが大事。ちょっとの違いを大切にしてやってください。 兄弟みたいなものでも別人格のアイデアです(中略)絞るときはシンプルに。 いい企画はシンプルです。やりたいから、では予算は下りません。分かりやすくて、狙いは明確、そしてアイデアがある。
<メモ>アイディア創出の際は「拡大→収縮」を繰り返し、最終的にシンプルな形(できればワンフレーズで説明できる程度)まで整えること。
ビジュアライズの作業、自分の企画では一度は必ずやっておいてください。細かいところはボンヤリしていて構いません。ビジュアライズできていると、どんな質問が飛んできてもまず答えられます。これが企画として詰まっているということ、です。
<メモ>企画内容を煮詰める際は、「その企画を実行している場面」や「読者の顔」などを想像してみること。仮にしっかりイメージできないなら、それは企画内容が煮詰まっていない証拠である。
その日の気分、何となくで使う考具を決めてください。どの考具を使っても結果として頭の使い方、動かし方は同じです。少し違って見えるだけ。だからあまり気にせず、自分のお好きなように、お好みで。それよりも何よりも大事なのは、 とにかくアウトプットし続けること。 ネタ素や情報を集め、引き出し、組み合わせることを、あなたの習慣にしてしまうことです。
<メモ>まずは企画を考える以前に「ネタ出し」を毎日の習慣にするところから始めよう。
すでにお分かりのように、アイデアの作り方、その手法はいたってシンプルなんです。今も昔も変わらない。違うのはその方程式に入れるデータ。データは時代や環境に応じていつも新しく変わっていきます。だからこそ アイデアが尽きる、ということはありえません。 いま世の中にあるものが絶対的な正解でないことも明らかです。
<メモ>”アイデアを作る手順”さえ分かっていれば、中身に入れる素材(アイデアの種)によって可能性は無限大に広がる。逆にアイデアの作り方がはっきり定まっていないと、企画の量産は難しくなってしまう。
【こんな人におすすめ】
・企画術&発想法に興味がある人
・独自の切り口で企画(コンテンツ)を生み出したい人
・アイデア作りを習慣化したい人