見出し画像

【3分読書メモ】スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン(カーマイン・ガロ)を読んで


■基本情報

書名:スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
著者:カーマイン・ガロ
出版元:日経BP
出版日:2010年7月15日
ジャンル:ビジネス
読書メーター:https://bookmeter.com/books/610359

■書籍内容(紹介ページより)

スティーブ・ジョブズのプレゼンの魅力を解き明かす!
アップルCEOのスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションは、なぜあれほど人々を魅了し、熱狂させるのか-。本書は、iPhone発表時などスティーブ・ジョブズの伝説のプレゼンを紹介しながら、その秘密を詳しく解説していきます。

■気になったポイント(引用文)

会社、製品、サービスなどのビジョンを1文で表すヘッドラインを作ること。効果的なヘッドラインとなるポイントは、簡潔であること(70文字以下)、具体的であること、受け手自身のメリットを示すことだ。

聞き手はリストを好む。では、リストで提示すべき項目はいくつなのだろうか。魔法の数字は3だ。コメディアンは、2よりも3のほうがおもしろいとわかっている。

記憶に残る瞬間を演出するコツは、部屋を出た後も聴衆に覚えていてほしいことをひとつだけ、ひとつのテーマだけに絞ること。メモやスライド、記録を見返さなくても、そのひとつは聞き手が思い出せなければならない。細かいことは忘れてしまうが、感じたことは忘れられないものだ。

データは具体性、意義、文脈性が大事である。言い換えると、数字を、聞き手の暮らしに密着した文脈に置くことが大切である。

ジョブズがしっかりとしたアイコンタクトを取れる理由がもうひとつある。スライドがとてもビジュアルだからだ。言葉が書かれておらず、写真だけのことが多い。書かれている場合も少しだけ、スライド1枚に単語がひとつだけだったりする。スライドをビジュアルにすると、情報はスピーカーが聴衆に伝えなければならなくなるのだ。

本書から学べること

  • 本当に伝えたいことは1つに絞る

  • プレゼンに用いるスライドは簡潔かつビジュアル中心でなければならない

  • ユーザーは新製品のスペックではなく、新製品がもたらす便益(ベネフィット)を重視している

  • 数値をそのまま羅列するのではなく、ユーザーの生活シチュエーションに則したデータへ変換する

  • 優れたスピーカーはメモに頼らず聴衆とのコミュニケーションを大切にする


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集