【読書記64】問いのデザイン
こんにちは。こんばんは。人材紹介会社4年目のFumiyaです!
本日はこちら。
採用チームマネージャーに教えていただいた一冊。
「問い」って深い。面白い。
そう率直に思えた一冊です。
顧客折衝においても、社内の1on1やマネジメントにも、どんな場面でも使える内容が詰まっています。
皆さんもぜひ。
【著者】
安斎勇樹氏
株式会社MIMIGURI代表取締役。東京大学大学院特任教授。
1985年生まれ、東京大学院博士課程修了。
人と組織の創造性を引き出すファシリテーションとマネジメントの方法論について研究している。
塩瀬隆之氏
京都大学総合博物館准教授。経済産業省産業技術政策課において技術戦略担当課長補佐。
1973年生まれ。京都大学院卒。
小中高校におけるキャリア教育、企業におけるイノベーター育成研修等、多数のワークショップを開催。
【概要】
日々生きていく中で、仕事を行っていく中で、我々は様々な課題に直面する。
人間関係。組織活性。製品開発。
変化が激しい時代の中でこれから求められるのは
「正解のない」中であらゆる角度から課題を捉えその解決を追い求めていくことではないか。
変革にはこれまでに考えられなかったようなアイデアが求められる。
そんなアイデアを出していくために。シナジーを生み出しイノベーティブな、クリエイティブな発想を得るために。
「問いのデザイン」でまだ見ぬ可能性を引き出そう。
【所感】
正直読むハードルは高かった。
著者がどちらも研究を行っている方であり、内容や構成も研究色が強い。
論理的には理解ができるが哲学的な問いの部分からスタートするのでスラスラとは読めない。
ただ、様々な事例をもとに具体と抽象の記載があったため転用はしやすかった。
培った内容をもとに実践で活かしていきたい。
[ビフォー]
・企画をより創造的に行うための問いの立て方を学ぶ
・選考会やリクルーター業務において効果的にヒアリングを行うための問いを学ぶ
・自分の人生の生き方をよりクリアにするための問いを学ぶ
[気づき]
・「認識」(固定概念等)と「関係性」(生徒と教師のように暗黙の内に感じている関係性)が固定化することによってイノベーションが阻害される
・異なる価値観に触れ、自分の前提をメタ認知した上で素朴な疑問を投げかけることによって議論が深まる
・哲学的な問いは「本質」を捉える営みになる ex)恋とはなにか?
・足場の問い(議論の入り口の介助)は「点数化と意味づけ」「グラフ化」「モノサシづくり」等。
[to do]
・アイスブレイクとテーマの連動性を考えて実行する
・「素朴思考」と「天邪鬼思考」を使い問いを立てる