【読書記76】アンラーン戦略
こんにちは。こんばんは。人材紹介会社5年目のFumiyaです!
本日はこちら。
採用チームももう今年で3年目。
組織が大きくなってきた中で、まだまだ発展を遂げていくために、今の当たり前を疑いどう変革を起こしていくか。
その火種を見つけるべく、読みました。
これから組織を大きくしたい方、大きくなった組織をいい意味で壊していきたい方、過去の成功に囚われて行動を起こせない方。
ぜひ。
【著者】
バリー・オライリー氏
ビジネスアドバイザー、起業家、作家。
ビジネスモデル・イノベーション、組織設計等異なる領域が交わる分野を開拓。スタートアップからフォーチュン500の大企業に至るまで様々な企業のサポートを手がける。
未来を恐れず、未来を創造することに長け、より大きな成果を出すための洞察をいかに得るかを指南。エコノミスト等にも頻繁に寄稿。
【概要】
「名選手、必ずしも名監督にあらず。」
スポーツ界でよく聞く言葉である。人生のピーク時の記憶をデフォルトにおいてしまい、固執してしまう。結果として、指導者として躓く。
そしてこれは、スポーツ界だけではなく多くの人に直接的に、常日頃関わる課題だ。
アンラーンとは、「脱学習」「再学習」「ブレイクスルー」の3つを合わせたものである。
これまで培ってきた成功体験・慣れ親しんだ習慣を捨て、自らをスポンジ状態にして再学習をし、新たな学びを実践に変え、突破口を開いて飛び立つ。
アンラーンは人・組織・社会の成長の前提条件である。ただ、そこには大きな痛みが伴う。
さぁ、あなたもアンラーン戦略を取り入れ、人生の飛躍を遂げよう。
【所感】
文章的には難しい内容も多かったが、同時に学びも非常に大きかった。
このnoteを記載したのは読書をしてから約1か月後だったが、それでも鮮明に内容を思い返すことができたことを踏まえると、非常にわかりやすい体系化がなされている本だったのかなと感じた。
前半部分は大きな枠組みとしてのアンラーン戦略について、そして後半に関してはアンラーン戦略をどう実行に落とし込むか具体まで丁寧に記していたため、行動にも移しやすい内容だった。
本書にも記載があったが、大切なのは「学習を実行に移すこと」である。
即行動。ワクワクしてきた。
[ビフォー]
・自分の思考の癖を知る
・会社の在り方/組織の戦略の当たり前を疑い疑問を持つ観点を増やす
[気づき]
・大切なことは何をやめるのか、何を捨てるのか。
・成功すればするほど、これまで実行していない方法を試すのを恐れることを忘れない
・評価のしやすい指標を生み出す
・失敗の可能性を受け入れる「勇気」と「意欲」が大切
[to do]
〇考え方
・脱学習:課題をすでに解いたかのように考える。その時何をしていて、自分自身に・一緒に働く人に・顧客に何が起きていているのか。今と何が違うのか。その状態を視覚的にイメージする。そうすると、そこに行きつくために必要な要素、懸念が何か具体的な「絵」が見えてくる。
・再学習:高い目標を掲げ、小さな一歩から始める。本当に簡単にできることに行動を絞り込み、すでにあるルーティンを新しい行動のきっかけにする。
・ブレイクスルー:目標に向けて、最も努力せずに、もっとも大きな影響を与える方法は?という問いを立てる
〇即実行に移せること
・直接的に情報源に当たることでアンラーンのサイクルを短くする
・ミスを共有する。心理的安全性を高める
・組織のあらゆるレベルの人に話を聞く