【読書記73】外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント
こんにちは。こんばんは。人材紹介会社4年目のFumiyaです!
5年目になり、これまでよりも更に大きな仕事を任せてもらえることが多くなりました。
その仕事の中で、プロジェクトマネジメント(以降プロマネ)の役割をいただくことがありました。
そのプロジェクトを成功に導くためにはどうしたら良いか模索しているタイミングで出会った本になります。
これまでは自己啓発系の本が多かったのですが、このように仕事に直接活きる本はすぐに実行に移すことがしやすくて良いなと感じた、そんな一冊です。
それではどうぞ。
【著者】
山口周氏
1970年生まれ。慶應義塾大学院卒業。
電通/ボストンコンサルティング等で企業戦略を策定した後、株式会社ライプニッツ設立、同代表。
著作家であり、パブリックスピーカー。
【概要】
「どの業界、どの企業に行っても通用するスキル」の1つであるプロジェクトマネジメント。
会社の中で役職が上がるにつれ。「手続き処理型の仕事(原文ママ)」から、徐々に「プロジェクトマネジメント型の仕事」へと移行してくる中で、周りを巻き込みながらどのような成果を出していけば良いのだろうか。
筆者は、プロマネの仕事において「仕事そのものが自分の作品になる」と表現している。
より柔軟に自分の色を出しながら、裁量権を持ち大きな影響を与えることができるということだろう。
そんな面白い仕事であるプロマネについて、外資系コンサル会社にて企業戦略の立案等行ってきた筆者が語る。
【所感】
地に足つけた現実的な目線で語ってくれていて、実行に移しやすいマインド面や行動面を記載していた印象。
プロマネとしてもそうだが、それ以外の業務でも役立つ考え方だと感じた。リーダーシップとフォロワーシップの部分でも、タイトル以上に多くの人に手にとっていただける1冊であった。
[ビフォー]
・内定者フォローの目標達成の推進に向けたリーダーシップの発揮について気をつけるべきポイントを学ぶ
・事前準備においての種まきを学ぶ
[気付き]
・プロマネとしてのミッションは「プロジェクトを成功させること」。そのためのメンバー選定や期間について「わがまま」になっても良い(序盤のタイミングにおいて)
・プロジェクトの目的・意義をはっきりさせることで「些細な仕事を捨てる」ことに集中できる
・前段階で排除できるリスクはできる限り配慮することが必要
・組織における意思決定のクオリティは、意思決定に関わる人たちからどれだけ質の高い反対意見や違うものの見方を引き出せるかで決まる
[to do]
・上記プロマネとしてのミッションと、会社の方針/方向性を照らし合わせた上で伝えるべき意見は躊躇せず伝える
・メンバーが目指したい方向性/価値観を理解し何でも言い合える雰囲気を作る
・プロジェクトの目的・意義をリーダーから定期的にリマインドすることでメンバーに浸透させていく