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めんだこの読書vol.1『まとまらない言葉を生きる』
ここ最近読んだ中でも、どれとも違う揺さぶられ方をしたのは、
言葉に込められているものが尋常ではなく重いからかもしれない。
今日ご紹介するのは、荒井裕樹さんが書いた
『まとまらない言葉を生きる』だ。
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非常に想いのこもった本で素晴らしかった。
ずっとこのような本に出逢いたかったと心底思う。
祈りのような言葉の重みが心にずしっと響く。
整理できないのものあるし、言葉で表せないものもあるし、はっきり言えないことも沢山ある。そういうもの全部スマートに纏めようとしなくていい。
写真を見返しながら、一枚一枚の思い出を語るように、纏まらないままでいい。
そんな風に、
見えないものを想像しながら、
経験してきたことを思い出しながら、
言葉にすることそのものを愛おしみながら、言葉に救われたい。
そして、「自分を救った言葉」が時代を超えて誰かに寄り添ったり、呼吸を楽にしたりするものであってほしい。
そんな言葉達が降り積もっていけば、
世の中から淋しい想いをする人や追い詰められてしまう人が減るんでしょうか。