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【メモ(memo)】知らない自分がいたら

自分の知らない自分を発見して、驚くことはありますか?

人は日々成長しているので、毎日ではわからなくても、時間が経ってみると、自分が大きく変わっていたり、成長していたりするもの。

なので、ときに自分では、意識していない自分を発見します。

また、改めて自分を見つめているうちに、意外な自分を発見することもあったりします。

意外な自分を発見することは、確かにびっくりしますが、悲しんだり嘆いたりするのではなく、ああ、そうだったのね、という程度で、認めるだけでいいのです。

別に、意外な自分がいたことで、何かが崩れるとか、壊れるというものではないはず。

そんな風に、意外な自分・新しい自分を発見することは、面白いことだ、というように考えたら楽しいもの。

そういえば、自分について、自分が知っている自分、自分が知らない自分、周りが知っている自分、周りも自分も知っている自分、なんていう4つのカテゴリに分けて考えてみたりもします。

つまり、自分では意識していなかったけれど、周りの人は、知っている何かが、自分の中にあるということですね。

自分の知らない自分を周りが知っている、という表現ではなくても、周りと自分の受け取られ方が、違うときってありますよね。

自分では、そんなつもりはなかったのに、違う自分に受け取られているようなとき。

誤解されているようでもあるので、びっくりすることもあるかもしれません。

びっくりするだけですむなら、それで大丈夫。

ただ、それでなんとなく悲しかったりするなら、もう一度思い出してみるといいことがあります。

それは、感じ方や捉え方は人それぞれだということです。

だから、自分が意図しているように受け取られていなくても、それは、誰のせいでもないし、誰かが悪いわけではありません。

もちろん、こちらの意図が伝わっていないときもあるし、説明したい、ちゃんと話をしたいと思うなら、するのも良いでしょう。

ただ、それを説明しても、相手が、それを、また、どう受け止めるか、また、コントロールできないのです。

嫌われたくない・好かれたいという気持ちが先立っていると、どうしてもコントロールしたくなりますね。

どんな人にも、多かれ少なかれあるのかこの気持ち。

ここが、私たちのチャレンジ(課題)です。

コントロールできないことをしようとするのだから、疲れます。

疲れていると、良いエナジー状態ではないので、良いことがなかなかやってきません。

だから、コントロールしようとする自分を手放して、コントロールの代わりに、相手を信頼してまかせる、という愛情を増やしてみるのです。

すると、不思議なことに、コントロールしなくてもいいことも、よく実感できます。

知らない自分の話から、少々発展しましたが、知らない自分を発見したら、それを今度は上手に使って、これからに生かしたらいいのです。

いつまでも知らないでいるより、発見できる楽しみだと思ってみてはどうでしょう。

まずは知ること。

それを意識すること。

そんな違いが、これからの結果に、変化を起こしてくれます。

【参考記事】

【今日の短歌】

「一斉にはばたく音に振り向けばいま満ちてゆく木蓮の花」

「はくれんにレンギョウそして桃の花おまえの空に色をそよがす」

「日めくりを猛スピードでめくりゆく風のただなか突っ張っている」
(樋口智子『幾つかは星』より)

「いまを吹く風 恐竜のほんとうの鳴き声を誰もずっと知らない」
(近江瞬『飛び散れ、水たち』より)

「つるつるに頭を剃っておりますが僧の中身は誰も知らない」
(大下一真『即今』より)

【参考図書】
「ひと目でわかる 心のしくみとはたらき図鑑」(イラスト授業シリーズ)黒木俊秀(日本語版監修)小野良平(訳)

「Newton大図鑑シリーズ 心理学大図鑑」(Newton 大図鑑シリーズ)横田正夫(監修)

「コーチング心理学ガイドブック」シヴォーン・オリオーダン/スティーブン・パーマー(編著)徳吉陽河(監訳)森谷満/フジモトマナブ(訳)

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