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【メモ(memo)】人を大事にする
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昔から、嫌なことは、人にするなと、私たちは、教えられて育っていますが、普段、そうしているか、ときに振り返ってみたいものです。
あなたは、人を、大事にしていますか?
人は、誰もが、
「大切にされたい」、
「認めてもらいたい」、
という気持ちを、持っています。
だから、自分のことも、もちろんそうだけれど、周りの人も、大事にしたいですね。
また、自分が、人を、大事にしているかどうかチェックすることで、自分が自分を、どれだけ、大事にしているかのバロメータにもなります。
これは、少し応用すると、周りの人から、あなたが、どう扱われているかを見ると、大体わかります。
つまり、自分が自分を大切にし、周りの人も、大事にしているなら、周りも、あなたを、同じように大事にする、というようなもの。
周りが、あなたをぞんざいに扱っている、と感じているなら、自分に対する扱い方を、レビューしてみる、良い機会なのです。
周りに対しては、優しさとか、大事にしている、というのは、まず、最初は、気持ちの問題。
本当に、そう思うことが大切。
でも、思っているだけだと、相手に伝わらないことも多く、言葉にしたり、行動であらわすことも、重要です。
一番、簡単なことであれば、ちょっとしたことに感謝して、言葉にしてみるといいですね。
この言葉は、魔法の一言かも。
「ありがとう」と、言われて、嬉しくない人なんていませんから。
周りに感謝できることなんて何もない、なんて感じるときは、ちょっと待って。
そんなことはないはずです。
嫌な奴なんてのは、確かに、どこにでもいますが。
その人たちだって、何か、教えてくれたり、何か、学べることがあるはず。
そう思って見てみることが、最初の一歩です。
敵対視しているよりも、そのほうが、心は、平和でいられます。
感謝できない、なんて思っていると、本当に、そう感じられてしまって、残念です。
本当は、そうじゃなくてもいいはず。
感謝できることを探して、その気持ちを、感じてください。
それから、言葉だけだと、通じないときもあるので、何か、行動にしてあらわすと、もっと効果的。
感謝の気持ちなら、よくあるのは、贈り物。
個人的なお話をすると、欧米に住んで学んだことは、お花や、チョコレートを贈ることが、ものすごくパワフルでした。
でも、贈り物をすればよいわけじゃなくて、モノに走らなくったって、いいのです。
何か、クリエイティブな方法を、考えてみるのも楽しいもの。
気持ちを込めたカードだとか、メールでも、十分、だったりします。
アメリカに住んで学んだことは、カードを贈る習慣ですね。
よく考えてみれば、大事にされていることを、大げさに感じたい人が、たくさんいるかというと、そうでもないと思うのです。
ほんのひとことの「ありがとう」や、優しい態度を見せてくれるだけで、十分だったりします。
人を、大事にする。
人を、大事にするうえで、極めて大切なことは、自身の器(境涯)です。
自身の器(境涯)以上には、人を、大事にすることはできません。
別な言い方をすれば、自身の心の根底で、どれだけ、相手の幸せを、追求しているのか。
ここに、人を、大事にする、急所があります。
どこまでも、自身の成長を志し、人を、大事にする一念が高まっていれば、接点が少なくとも、初めて出会った相手であっても、また、特別、大げさなことをしなくとも、人を、大事にすることができるのです。
そうであれば、あなたなら、どう言葉にして、行動で、あらわしていくか、考えてみましょう。
そうして、自分を、大事にすることも、同時に、考えてくださいね。
【参考記事】
【今日の短歌】
「文に代へ碧瑠璃(へきるり)連らね贈り来し人によ夏の氷(ひ)の言葉遣る」
(紀野恵『架空荘園』より)
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「ゆつくりと二人でのぼる長谷寺の石段一つひとつ大切」
(大寺龍雄『草の火』より)
「そのままのきみを愛するなんてのは品のないこと 秋 大正区」
(染野太朗『うた新聞』より)
【参考図書】
「How to Change The Science of Getting from Where You Are to Where You Want to Be」(English Edition)Katy Milkman(著)Angela Duckworth(はしがき)
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