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【夏の1コマ(番外編)】アメリカ・イリノイ州「シカゴ」ミレニアム・パークのクラウン噴水

夏に撮影した写真が無かったんだけど(^^;

シカゴのダウンタウンで働いていた時、仕事帰りに立ち寄ってみた、イルミネーションを使った「これが噴水???」と思ってしまうミレニアムパーク内のユニーク過ぎる噴水The Crown Fountain(クラウン・ファウンテン)は、

夜の風景を楽しく彩ってくれていましたね(^^♪

【おまけ】

まだまだ、暑さ厳しい毎日、木陰に休んで、噴き上がる水を眺めていると、一時の涼を得る噴水のきらめきに、癒されますね♪

■世界遺産:ヴィルヘルムスヘーエ公園 〜 バロック庭園の傑作!ドイツの大噴水

■噴水がタイトルに付いたクラシック音楽

リスト「巡礼の年 第3年:エステ荘の噴水」

レスピーギ「交響詩「ローマの噴水」 P.106 - IV. 黄昏のメディチ荘の噴水」

■噴水を使用した短歌

「噴水に子どもが次々入りゆく夏に捧げる供物のように」
(奥村知世『工場』より)

「年を経てゆがむ鉛の穂先から斜めに水を放つ噴水」
(中沢直人『極圏の光』より)

「噴水の伸びあがりのびあがりどうしても空にとどかぬ手のかたちする」
(杉﨑恒夫『食卓の音楽』より)

「噴水の立ち上がりざまに見えているあれは噴水のくるぶしです」
(杉崎恒夫『パン屋のパンセ』より)

「噴水が止まれば水は空中に水の象(かたち)を脱ぎ捨てて散る」

「噴水は空に圧されて崩れゆく帰れる家も風もない午後」
(鳥居『キリンの子』より)

「噴水を噴き出て白を得たる水白を失うまでのたまゆら」
(藤島秀憲『ミステリー』より)

「噴水(ふきあげ)は水の額か この手のひらを添えたいけれどどうにも遠い」
(笠木拓『はるかカーテンコールまで』より)

「噴水を噴き出て白を得たる水白を失うまでのたまゆら」
(藤島秀憲『ミステリー』より)

「人ごとに祈るつよさの違ふこと噴水の影われを打てども」
(藪内亮輔『海蛇と珊瑚』より)

「灼けているプールサイドにぴゅるるるるあれは目玉を洗う噴水」
(穂村弘『水中翼船炎上中』より)

「噴水は涸れているのに冬晴れのそこだけ濡れている小銭たち」
(堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』より)

「春の洪水のさきぶれ昧爽の噴水の秀(ほ)に濡れるわが胸」
(藤沢蛍『時間(クロノス)の矢に始まりはあるか』より)

「噴水の広場に影は満ちあふれひとの群、犬の群まじわらず」
(小島なお『サリンジャーは死んでしまった』より)

「それでは九月 噴水の前でトカレフを返そう花梨のジュースを飲もう」
(松野志保『モイラの裔』より)

「噴水がきらきら喘ぐ 了解ですみたいなメールをたくさん送る」

「噴水が水をひかりにひらきゆく 裸体をおもいえがいてしまう」

「噴水をかたむけながら吹いている風、なんどでもぼくはまちがう」

「公園でタバコの高校生たちと噴水の明るさを見ていた」

「噴水を見て立ちながら初恋の歯ならびもいまはまだおぼえてる」
(阿波野巧也『ビギナーズラック』より)

「噴水が今日のさいごの水たたみ広場に蝶やダリアさまよう」
(江戸雪『声を聞きたい』より)

「ばうばうと風にかがやくのみにして水を噴かざる噴水群よ」
(押切寛子『抱擁』より)

「今日は水出でぬ噴水の渇きいてあからさまなる空間が見ゆ」
(金井秋彦『金井秋彦遺歌集』より)

「噴水よ(人が言葉を選ぶときこぼれる言葉たち)泣かないで」
(笹川諒『水の聖歌隊』より)

「繰りかへし池の面を打つ噴水が五月の風の音をさへぎる」
(山中律雄『淡黄』より)

「群鳩は噴水をつかむあそびして冬空へちる微粒子われは」
(小島ゆかり『六六魚』より)

「立ち上がる時の蠟梅四方からひかりに支へられて噴水」
(阪森郁代『ボーラといふ北風』より)

「涸れている噴水のかたえすり剝げし木馬盲目に塗りかえらるる」
(百々登美子『盲目木馬』より)

「噴水を創りし人のはるかなる水きららかに巡りてゐたり」
(中村敬子「幸ひ人」/「灯船」第10号より)

「戦争がしたい 広場の噴水に誰かが靴を落としていった」
(吉田竜宇「ロックン・エンド・ロール」より)

「噴水は夜空をたかく持ち上げて明日あらばわがかなしみを消せ 」
(江戸雪『短歌ヴァーサス』4号より)

「信じないことを学んだうすのろが自転車洗う夜の噴水」
(穂村弘)

「水は水に触れてさざめく噴水のみづのあそびを見つつ過ぎゆく」
(古谷智子)

「自動車の後ろに高き噴水の立つと思ふがここちよきかな」
(与謝野晶子)

「天上を恋ふる噴きあげ環となりて水堕つるなり都市の空間」
(前登志夫)

「冬の日の光かうむりて噴水の先端がしばしとどまる時間」
(佐藤佐太郎)

「時雨過ぎて青める夕べ噴泉は人なきときを音あらく噴く」
(玉井清弘)

「絵師はきて噴水散らす風をいふ世界は風に満つるといへり」
(坂井修一)

「冬の噴水ときおり折れて遠景に砲丸投げの男あらわる」
(佐佐木幸綱)

「待つ側に立つ人たちの腰かける噴水広場の円形のいす」
(嵯峨直樹)

「流星の痕なき空へ噴水の最後の水がしばしとどまる」
(林和清)

「水の涸れた噴水のみを点景に佇てり消滅だけを信じて」
(光栄堯夫)

「青銅の天使の噴ける水まるくひらきぬ水の腐臭かすかに」
(佐伯裕子)

「噴水の水燦燦とひらきおり薔薇のごとくに水は疲るる」

「噴き上げの白しぶく秀(ほ)の縺るるがさすらいびとのごとく立てるも」
(阿木津英)

「噴水は疾風にたふれ噴きゐたり凛々たりきらめける冬の浪費よ」

「噴水は疾風にたふれ噴きゐたり 凛々たりきらめける冬の浪費よ」
(葛原妙子)

「噴水は挫折のかたち夕空に打ち返されて円く落ちくる

「ほんとうに若かったのか 噴水はゆうやみに消え孔を残せり」
(吉川宏志)

「噴水のまばゆい冬のひるさがり少女は影に表情がある」

「噴水のしぶきを頭にあびながらベンチに待てり、不発弾処理」
(加藤治郎)

「照らされし空間にして水柱打ち合いしびるる如くなる個所」

「噴水のしぶき微かにふたたびを横ぎるときに翳る微笑み」

「音もなく霧をひろぐる噴水のとらえがたなき哀しみに遭う」
(高安国世)

【参考記事】

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