【日常茶飯事】くじけそうになる朝
美しく、
「函・表紙・扉それぞれに美しくそこを通つてからが言葉だ」
(岡井隆『銀色の馬の鬣』より)
慎ましく、
「木犀が匂ひますねといひたれば思ひ出があるのですねといたはられたり」
(馬場あき子『渾沌の鬱』より)
潔く、
「吹く風に潔く散れ山さくら残れる花はとふ人もなし」
(井上甃介/野津猛男『臨床漢法医典』緒言より)
花のような生き方ができたら、
「月面に咲くかも知れずと思ふほど月光に蕎麦の花が照りゐる」
(山下太吉『冬の日溜まり』より)
ステキだって思いませんか?(^^)
花は迷わないんですよね。
自分の色を出すことを。
咲く場所を、花は選びません。
うまく咲けるかどうかなんてことを、花は悩みもしない。
終わりは、始まりと知っているから、花は、惑うこともないんじゃないかって気がします。
だから、季節がめぐるたび、こんなにも、いさぎよく、美しく、すべてを手放してしまうのでしょうね、花たちは(^^)
花のように生きられたら、人生は最高です。
ふと見かける緑に、元気をもらう♪のは、そんな花の潔さに、心打たれるからなんでしょうか、ね(^^)