ひとりで抱え込まないで、周りを巻き込んで。
あなたは、何か課題が出てきたら、一人で取り組むほうですか?
それとも、ひとりで抱え込まず、周りを巻き込んで上手に助けてもらったり、協力してもらったりできますか?
巻き込み力というか、周りに上手に助けてもらうのは、これはもう人生では必要なスキルのひとつです。
もちろん、独立心を持って自分でできるところまでがんばってみようとするのは、基本的に素晴らしいことです。
だから自分でまずやってみるのは大切。
教育家である ヘレン・ケラーは、「人生では、学ばなければならない課題が次々と与えられます。ひとつを完全に身につけたとき、また新しい課題が与えられるのです。」と言っており、成長していくためには、必ず次々を試練は訪れるし、そこを避けては通れません^^;
それを、一つずつ障害を乗り越えていき、着実にステップアップをしていくには、一気に解決して楽になることよりも、確実に解決していくようにしてみる。
でも、ひとりでできることはときに限界があるのも事実ですよね。
ひとりでがんばりすぎて無理して、倒れてしまっても困ります。
周りの人に助けてもらうのが長い目で見ればプラスになることも多々あるのです。
周りを巻き込んで助けてもらったら、今度は周りを助けてあげられるようになってバランスも取れます。
このとき、周りを巻き込むことに対してどんな気持ちがあるか、一度探ってみるのもいいかも。
たとえば、周りを巻き込むのが申し訳ない、というような罪悪感はないでしょうか。
また、ひとりでできなければいけない、というようなプレッシャーを自分でかけているとか?
周りを巻き込んだら煙たがられる、嫌がられるかも、なんていう不安はありませんか?
さらに、言ってもどうぜわかってもらえない、どうせ助けてもらえないと思い込んで、何もこちらからしていないことはでしょうか。
罪悪感は、いつもの通り、持っていても結局は役立たず。
この場合も、罪悪感を感じているために周りを巻き込めずにひとりで追い詰められていけば、最終的には誰かに助けてもらわないといけなくなるかも。
追い詰められて助けてもらうのと、早い段階で助けてもらうのと、助けるほうはどちらが楽かというと早い段階のほうが、対策も立てられるというもの。
時間が経てば経つほど周りが収拾するのも大変になる可能性もあります。
また周りに助けてもらうからと言って、弱いとか能力がない、というわけでもありません。
ひとりでできなければいけない理由を考えてみてください。
意外にその理由は大したことないかも、ですよ。
周りを巻き込んだら煙たがられる、うるさがられる、嫌われるかもという場合には、実際に本当にそうなのか、周りに確認しながら、そうでない人たちだけを巻き込んでいってみても良いでしょう。
そして言ってもどうせだめだと思うなら、聞いてみても失うものはないのですから、聞いてみたらいいのです。
もし助けてもらえたら儲けもの、くらいなら、気軽です。
逆に、ラッキーにも助けてもらえたら意外に早く解決するかもしれません。
もしあなたが反対の立場にいたら、たとえば周りの人が何かで困っていたら、自分のできる範囲でサポートしてあげたいと思うでしょう。
周りもきっと同じように思ってくれているはず。
でも、こちらからアプローチしないと、気づいてもらえないことが多いものです。
ひとりで悶々と悩んでいて答えが出ないなら、心を開いて周りを巻き込んでみてください。
ただし、詩人のハイネが「どの時代にもそれぞれの課題があり、それを解く事によって人類は進歩する。」と言っていたけど、解決策を教えてもらうのではなく、自ら考え行動することで障害を乗り越えればそれは次のステップにもつながり、確実に進歩することができるのも事実。
いまある目の前の障害は、進歩するためのきっかけだと考えて、実行こそすべて!
意外な展開が待っているかもしれません。
【参考記事】