【備忘録】最も貴重な資源は「時間」と「集中力」
国際規格であるISOでは、マネジメントの基本的な枠組みとして、PDCAサイクル、すなわち、PLAN、DO、CHECK、ACTをまわすことが大事であると主張しています。
それとは違う考えであるピーター・ドラッカーさんは、成果をあげる人の条件として、こう述べています。
「成果をあげる者は仕事からスタートしない。
時間からスタートする。
計画からもスタートしない。
時間が何に取られているかを明らかにすることからスタートする。」
では、具体的に、時間からスタートするとしたら、どうすればよいのか。
例えば、次の様な手順で行うことになると思います。
1.やるべきことの一覧(タスクリスト)を作成する
2.タスクリストにある仕事を、先々まで、スケジュールに書き込んでいく。
3.スケジュールが先に埋まってしまう場合の対処方法。
①余った仕事は捨てる
②スケジュールに既に組み込まれた仕事と入れ替える
しかし、時間からスタートしても、思うように、仕事で成果をあげることが難しいという方もいると思います。
それは、なぜでしょうか。
実は、集中力も大切で、時間と同様に、非常に、貴重な資源だということを、失念していませんか。
時間は、量が必要な資源なのに対して、集中力は、質が重要な資源です。
「目の前の仕事に集中せよ。太陽光線も一点に集中しなければ、発火しない」とは、アレクサンダー・グラハム・ベルさんの言葉です。
「ぼくは発明家 アレクサンダー・グラハム・ベル」メアリー・アン・フレイザー著, イラスト)小比賀優子(訳)
先人の考えを整理してみると、集中力というのは、裏返すと、言い訳をしないということだと考えられるので、その本質は、
①考えたすべてのタスクを、力技でやろうとしても、徒労に終わる。
②それよりも、仕事の取捨選択、順番を吟味することのほうが、はるかに重要である。
といったところでしょうか。
誰にでも集中力が途切れ、モチベーションが下がってしまう時って、ありますよね^^;
大切なことは、絶対に、そうならないようにすることではなくて。
いかに元の状態に、直ぐ戻すことができるかです。
そのためにも、以上迄の結果を考慮して、メリハリをつけることで、更に、集中力を高めて行き、集中力の低下を防止するためのライフハックは、こんな感じかなと理解して、集中力低下時に、実行したりしています。
【課題】
1.自発的認知:頭に浮かんでくる不規則な思考のこと。
2.慣れ/単調さ:特定の作業を長く続けていると、私たちの脳は自動操縦モードで作業するようになる。
3.外発性注意:外部の環境からこちらの注意をひくようなシグナルが出されると、私たちの外発性注意が発動する。
4.疲労困憊:注意力は常に働き続けるものだが、集中力に関してはそうはいかない。
「Indistractable How to Control Your Attention and Choose Your Life」(English Edition)Nir Eyal(著)
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【解決案】
まあ、そうは言っても、上手く出来ない時も、たくさんあるから、ね、適度に、リラックスすることが、絶対に必要だと思う(^^)
【参考図書】
「ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45」鈴木祐(著)牛木匡憲(イラスト)