レキシ好き?日本の歴史をダンサブルに歌う♪
「日本の歴史をよみなおす(全)」(ちくま学芸文庫)網野善彦(著)
日本史の常識とも思われる事柄を疑い、もう一つの側面をたどっていく本書は、実に面白いと思います。
たとえば、百姓=農民という考えはじつはまったくの誤りだということ。
その論の展開はじつに見事で、目から鱗がぽろぽろと落ちるようです。
教科書で刷り込まれた「日本観」がいかに一面的かが伺われます。
きわめてエキサイティング。
読んでいて興奮させられる本です。
そんな余韻を引き連れて、歴史好きな人にオススメなレキシなミュージックはいかがでしょうか?
まずは、縄文土器と弥生土器の違いから!
【縄文土器】
特徴1:土器全体についた縄の模様!
特徴2:使用目的は貯蔵と料理!
【弥生土器】
特徴1:縄文土器よりもうすい!
特徴2:デザインが質素に!
特徴3:名前の由来
では、縄文土器と弥生土器、どっちが好き?(^^)
レキシ「狩りから稲作へ」feat.足軽先生、東インド貿易会社マン
https://www.youtube.com/watch?v=yAt1LBR2pJo
次は、年貢の納め時とは、農民チームと庄屋にわかれて戦う、一触即発のドキドキハラハラゲームです?
泣かせたこともあるし、冷たくしたこともある。
それでも寄り添う気持ちがあればいいと思って、やってきたけれど。
そろそろ年貢の納め時(運の尽き?)かな・・・・・・
いやいや、一揆の時を見極めろ!
レッツ一揆!(爆)
修羅場じゃ(@@)
レキシ「年貢」for you feat. 旗本ひろし、足軽先生
https://www.youtube.com/watch?v=OJqNoFi5lcE
武士は食わねど高楊枝=やせがまん。
なので、決して、やせがまんはマイナスな意味ではないんです。
逆に、とても高貴であり気高い心なんだとわかってほしいですね。
だから、武士は、きらきら輝いて見える?ってことと解釈したい!(笑)
レキシ「きらきら武士」feat. Deyonna
https://www.youtube.com/watch?v=Mzkf1OGgSz8
拙者、男ゆえ、如何なる姫にも成り得ないのであるが(但し、コスプレなら可能か・・・・・・)、世の中には自称・他称を問わず、「○○姫」と称する人がいます・・・・・・
姫という言葉には素敵な響きがあります。
童話や映画の主人公として親しみがあり、あこがれを抱いたことはあるはず。
世界三大姫と言えば、白雪姫、人魚姫、シンデレラ?
みなさんが「姫」と聞いたとき、何を思い浮かべるでしょうか。
かぐや姫
おやゆび姫
もののけ姫
つる姫
あんみつ姫
ベタな、ありがちな、なんのひねりもないむかしの少女マンガ風なお話にふつうに萌える自分を発見できるかもよ!
「姫君Shake!」feat. 齋藤摩羅衛門
https://www.youtube.com/watch?v=SdgDFHU_DFs
さて、プロジェクト名の「レキシ」、は文字通り「歴史」から取られています。
日本史好きの池田氏が歴史上の人物や役割などにスポットを当てて、全く独自の解釈で1つの曲にしてしまっている超個性的ユニットで、例えば、こんな歌を唄います♪
レキシ「歴史ブランニューディ」
https://www.youtube.com/watch?v=Ixn3RWMUAh4
そして何より歌詞のセンスが絶妙で、大昔の人物の心情を、一番よく言い当てているような感じがします。
学生時代、歴史は、勉強して覚えていく暗記ものでしたが・・・・・・
でも彼らの音楽によって伝えられる、どんな本にもない歴史の奥深さを感じるのもありなのかもしれませんね(^^)
よく歴史に学べと言われますが、一度や二度、歴史を振り返ってみた程度で真実の答えが出るくらいなら誰も生き方を間違ったりはせんよね^^;
人一人の人生もそんなに簡単なものではないし・・・・・・
真実の答えは、これから自分自身が自分の生き方の中から見出さざるを得ない。
歴史は、広い視野で見ないといけないとも言われる所以でしょうね。
そう仰る方の一人が、古代史家の直木孝次郎さん。
また、歴史研究は推理小説のようなものでもあり、名探偵はコツコツ歩いて資料を集め、真実に迫る努力型の方がいいと、力を込めて話しておられました。
そんな直木孝次郎さんの『直木孝次郎 古代を語る』全14巻は、歴史を「ミステリー」として解読する面白さと、楽しく考える方が有意義であことを教えてくれます。
「直木孝次郎 古代を語る〈1〉古代の日本」直木孝次郎(著)
物は試し、日本国にまつわるミステリーのひとつに、やまと?、ひのもと?、ニホン?、ニッポン?の読み方のルーツがあります。
日本国ができてから既に千数百年たちますが、何時から何時まで日本をニホンと読むのか、ニッポンと読むのか日本人自身にもよく分らない。
7世紀には、日本と書いて「にほん」とは読まなかったし、日本書紀に夥しく登場する日本という漢字は、太陽が昇る本地という意味であるのに、それとは全く無関係にヤマトと読まれていたなど・・・・・・
太陽が昇る日本(にほん)という言葉が、国号として使われたのは、日本書紀にたった2か所しか出てこない事実も、まさにミステリー(^^)
まあ、この呼び名問題とってみても感じるのは、日本人って、今も昔も変わりない思考方法で、どちらかと言えば、西欧の人々のようにデジタルではなく、アナログ的。
良く言えば、重要なことでも、それをあまり突き詰めず、ファジーなままにしておく、情緒性豊かなお国柄ってことでしょうか?
本居宣長も、それを「もののあわれ」と言ってたし(^^)
最後に、現代の歴史ミステリーぽい話のネタとして、「現行の日本国憲法の正式な日本国の呼び名は?」って問題が出たとすると、さて、その答えは?
正解は、まことに驚きの結果です(爆)
そんな驚きの結果を歴史に期待したい人、別な視点で楽しみたい人は、以下の本を読んでみては?
「絶対に解けない受験世界史 - 悪問・難問・奇問・出題ミス集」(大学入試問題問題シリーズ)稲田義智(著)
「絶対に解けない受験世界史〈2〉悪問・難問・奇問・出題ミス集」(大学入試問題問題シリーズ)稲田義智(著)
「絶対に解けない受験世界史〈3〉悪問・難問・奇問・出題ミス集」(大学入試問題問題シリーズ)稲田義智(著)
人生を左右する局面に登場した、とんでもない出題を集めた一冊です^^;
人生懸かっていたのに、何してるんだ!と、改めて、憤りを感じられる方も、いらっしゃるかも・・・・・・
【参考記事】
受験問題の難問・出題ミスなどを集めた「絶対に解けない受験世界史」
https://gigazine.net/news/20141114-juken-sekaishi/