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自己を批判する本当の理由は何?
自分のことを批判している方は多いですがなぜ自分を批判しているのか、考えたことはありますか?
自分を批判するのが習慣というか、いつものパターンになってしまって、もう理由も思いつかないのではないでしょうか。
でも、ちょっと待って。
よく考えてみてください。
せっかくの大事な自分に対してなぜ批判するのでしょう。
批判しなければならない理由があるのか?
自己批判して気分が悪くならない人はいないのになぜわざわざ自分から進んで気分を悪くしようとするのでしょう?
その理由のひとつとして、自己批判の傾向が強いに気づき、そして自己卑下をすることで周りから「大丈夫だよ」と言われたい気持ちがあるではないでしょうか?
なるほど、と思いませんか?
自己批判していれば、お友達や善意ある人たちなら、「そんなことないよ、大丈夫だよ」と言ってくれますよね。
結局、ここに自己批判するニーズが隠れていたのです。
満たされないニーズがあれば、無意識にどんな方法をもってしてもなんとか満たそうとします。
ときに自己破壊的なこと、自分を傷つけるようなこともニーズが満たせるなら、やってしまいます。
じゃあ、大丈夫だよといってもらいたいのは理由は何でしょう。
大丈夫だよと言ってもらって得られる感情とは、一体何?
ここを理解できたら、そして手に入れたい感情をもっと意識的に自分で選ぶようにしたら、自己批判する必要性が消えます。
考えられるニーズとしては、自分に対する確信だとか、自分が正しい(間違っていない)ことであるとか、誰かが私のことをケアしてくれていると感じること、などでしょうか。
このあたりは、みんな多かれ少なかれ持っているニーズです。
結局はみんな周りから愛されたい・好かれたいし、自分が意味ある存在だと感じたいですから。
では、ニーズがわかったら、自己批判という破壊的な方法でないやり方を探してそちらでニーズを満たせば良いのです。
どんな方法があるか、想像力と創造力を働かせて、考えてみてください。
たとえば、周りに大丈夫だよと言ってもらいたいなら自分で言ってみるのはどうでしょう。
言葉に出して、(鏡に向かってでもいいです)「私は大丈夫!」と言ってみる。
それも毎日やってみる。
人は繰り返し見聞きすることがやがてホントになる習性を持っていますから、最初はぎこちなくても何度も何度も繰り返しやっているうちにその気になってきます。
自分でできるならいつでも100%満たされます。
人に頼ると、100%じゃないときもありますから。
ただ、親しい人に日ごろから励ましてもらうとか大丈夫だよと言ってちょうだいと頼んでおくのもいいですよね。
自己批判しないときでもです、ね。
自分を好きでいる努力もいいですし、自分にいいことをして気分よくいられるようにするのも大事。
自己批判がいつまでも続くなら、自分の中にあるニーズを見つめてみてください。
ニーズを認めるのはときに居心地が悪いですが、一度やってみるともやもやが晴れてきます。
人間は脳の仕組み上、本質的に思い込みの虜であり、そう簡単に思い込みから逃れることはできません。
だからこそ、自分は知らず知らずのうちに、思い込んでいるとの健全な自己批判ができなければ、簡単に頭の悪いやつになってしまうので、この思い込みは、無能の始まりだと考えて注意してみてください。
あなたが自己批判する本当の理由、その後ろに隠れているニーズは、何だと思いますか?