自分を第一に!
あなたが今やっていること、一番誰のためにやっていますか?
生きることから始まり、仕事や家事、育児に始まり、趣味もそうだし、人を助けたり、私たちは常に何かやっています。
ただ何も考えずにやることもありますが、多くは何かしら目的があるはず。
誰かが喜んでくれるから、とか、誰かに認めてもらいたい、受け入れてもらいたい、ほかにも、誰かを助けたい、とか。
いろいろと理由や目的がありますね。
もちろん、誰か、だけでなく物質的なこともあるでしょう。
お金が必要だからとか生活のためなど、そうした現実的な目的だって立派なものです。
その後ろに、自分自身もいるはず。
たとえば、誰かが喜んでくれるから、というのも、結局は誰かが喜んでもらえるのが自分にとって嬉しいことだったりします。
ボランティアのように、奉仕の精神でも、やはり自分にとって何かもあるはず。
何かを学ぶことだったり、つながりを持つことだったり。
いずれにしても、誰かのため、何かのため、と私たちは物事に情熱を傾けるのですが、このとき、一番最初に自分を置いているかどうか、たまに確認したいですね。
まず自分、というのは、一見自分勝手のように見えるのと、それから、男性より女性は、周りを優先するクセがあるため、どうしても遠慮しがち。
でも、自分を優先することは逆に心身ともに健康にもいいもの。
だから、健康的な自分勝手と呼びます。
この健康的な自分勝手は、めぐりめぐって周りにも良い影響を与えてくれます。
そして、もっと深い意味がこめられています。
たとえば、まず自分に愛情を注ぎなさい、誰かを大事にする前に、まず自分を大事にしなさい、という自分への愛情も入っています。
誰かの感情を優先するよりも、自分が持っている感情をまず受け入れて認め、尊重してあげることもそうですね。
自分を優先することに、申し訳ながらなくても、罪悪感を感じなくてもいい。
だって、自分の健康のために何かすることを否定する必要も、罪悪感を感じる必要は本来ないはずでしょう。
自分を優先することが、自分の心の健康につながるんだ、それが周りの人にもいいことだ、と意識してみてください。
自分の感情を押し殺して、誰かの感情を優先するのは結局は自分に対する否定であったり、自分を犠牲にすることだったりして、自分の中に苦い気持ちが残ってしまいます。
この苦い気持ちが溜まってくると、卑屈になったり、いつも私ばかり我慢して、というようになっていきます。
自分が我慢しなければいけない、なんてことは本来はないのだけれど、そうしてしまう人が多くいます。
自分を大事にすることで、自分がちゃんと立っていられるし余裕を持つこともできます。
自分で立っていないと、誰かを支えてあげることもできません。
ほかの人のことをかまってあげようとしても、こちらに余裕がなければ出来ることには限界がすぐ来てしまいます。
余裕とは、精神的な余裕から始まり、体力、物理的な余裕、知識や時間などすべてそうですが、自分をまず気遣ってこそ、もてる余裕です。
何をするにしても、何かしら自分のためであることを常に意識してみてください。
自分のためでないことならやり方を変えるか、考え方を変えるかして、自分のためになるように工夫しましょう。
自分を否定しないこと、自分を犠牲にしないこと、自分を尊重すること、そのことに罪悪感を感じないこと、これが自分を第一に!の一番の極意です。