
何があなたを幸せにしますか?
「恒久的な欠落を愛してこその幸福だ」(amazarashi『空っぽの空に潰される』からの引用)
この言葉はamazarashiの「空っぽの空に潰される」という曲の中の一節です。
一生治ることのない欠点を開き直って愛せるかどうかで、その後の人生が変わってくるのだと、そう考えさせてくれる節だと思います。
自分を受け入れる過程を考えてみると、
自分を認めれるか?
自分をどれだけ知れるか?
他人と比較しなくて良いと思えるか?
自分自身に対する恨みや憎しみを捨てれるか?
どれだけ素直になれるのか?
等の色んな思いとぶつかり合って、自分と周りを比較してダメな部分があぶり出され、その欠落した部分を充たすか、追いつかせようとしたけど駄目で、自分はどうあがいたって自分にしかなれないんだ!というある種の諦念に到達できて初めて、気付けることなんじゃないかと、そう考えています。
自分の持っている欠落を躍起になって埋めようとするのではなくて、自分の性質とうまく付き合って、受け入れる過程を乗り越えてこその幸福と言い換えることもできるんじゃないかと。
あなた自身は、自分が幸せになるために必要なもの、必要なことは何だと思いますか?
そして、ハッピーでいることは、自分の自信度にどれくらい影響を与えるのでしょう。
というのも、例えば、こんな気分になったことありませんか?
幸せを感じたいけれどなぜだかそれが難しくて、ユラユラしている。
恋愛経験がなく、多分それが一番の自信のなさにつながっている・・・・・・。
イキイキした女性や男性を見ると落ち込んでしまう。
こうしたユラユラに共感する方も多く、また恋愛したいけれど、まだ出会っていない、という女性は(男性も)多いですよね。
それぞれに必要な時間というか出会いのタイミングが違うというものなのでしょう。
ただし、幸せでいるのに、恋愛・結婚していなければ絶対ダメなのか?
それに、自信を持つには恋愛は本当に必要?
必要というよりも、質問を変えてみれば逆に、恋愛・結婚していない人は不幸せということになるのでしょうか?
彼や彼女がいなければ、自信は持てないもの?
答えはそうでもない、と思いませんか?
それに、シングルだろうとそうでなかろうと自分の環境や状況に寄らずハッピーでいられる人、自分にも自信を持っている人のほうが、良い恋愛を引き寄せるとは思いませんか?
恋愛と自信とハッピーでいることと一体どれが最初に来るものなのでしょう?
確かに愛する人がいて、愛してくれる人がそばにいて、というのは本当に幸せなことだし、人間の心や精神にも必要なもの。
だからどんな人もそういう相手と出会ってよい恋愛関係を保つのは人生でも重要なことです。
でも、彼や彼女もいない私はダメ、という見方は逆に不幸をもたらします。
例えば、思想家であるデニス・ウェイトリーは、「最も重要なことは、幸せになると決めることです。そして、それは、日々の練習から得られる心の持ち方、習慣であって、結果でも見返りでもないことを知りなさい。」と言っていましたが、そのイメージを持ち続ければ、心の持ち方や習慣も変わってくるはずです。
自分から変えていかなければ、ただ待っているだけでは何も変わらないから、こうなりたいという自分の将来像を、いつもイメージし続けることを、おすすめします。
人は、ハッピーな人に自然に引き寄せられるように出来ていますよね。
だって、ハッピーな人のそばにいれば、そのおすそ分けをもらえるし、落ち込んでいる人のそばにいれば、こちらも落ち込んできそう。
人間は周りの感情をもらいやすいものです。
考え方や見方や人生哲学などでも、近くにいる人たちに大きく影響されます。
だからたとえばデモなどの扇動された感情の塊の中にいたら、その感情に抵抗するのはほぼ不可能だと言われます。
ならば周りにいる人を無意識に選ぶの当然ですね。
私がお勧めしたいのは、さらに幸せになるには恋愛があるといいね、というようなボーナス的な考え方。
そのボーナスを手に入れるためにも、まず自分自身が内側から幸せでいること、それも外的なものや誰かに頼らずにハッピーになることを考えてみましょう。
自分がハッピーにいて、良い恋愛への準備ができたらきっと出会いもやってくる、と信じること。
ハッピーでいるのも、希望も持つのも、何かを信じるのにも、とくに理由はなくてもいいはず。
どんなことがあってもたとえ何かあって一時的につらかったり悲しかったりしても、私は希望を持ってハッピーでいよう、と考えてください。
そう強く思うことが大事。
詩人であるジョン・ドライデンも「何が人生の幸せか、それはその人の考え方次第である。」と言っていたけど、どうなれることが幸せなのかは、一般論や他の人の価値観と同じとは限らないから、自分にとって何が大事なことで、どうすれば幸福感を得られるのかを考えてみてください。
自分の基準で考えなければ、他の人の基準に合わせても、気持ちは満たされないから・・・・・・
それから自分を好きでいること。
自分を好きでないとどうしても自分にダメージを与えるようなことをしてしまいます。
あれこれ理由をつけて自分を批判する材料をわざわざ探さないこと。
自己批判する理由が見当たるなら、それをどう考えたら、何をしたら批判しないですむか、逆に自分にプラスになるようにできるかにエナジーを注ぎましょう。
そして、今の状態に対してイライラを募らせるよりもっとリラックスしてみましょう。
いい意味でも、悪い意味でも、自分は自分にしかなれないとわかったら強くなれるのでないかって、そう思いませんか?
自分を肯定する過程が始まるだけでも周りにいる人たちも変わってきます。