【メモ(memo)】現在は常に完璧である
"Present is always perfect."
この言葉を知っていますか?
今、現在は、常に、パーフェクトだ、という意味です。
つまり、何かがうまくいっていなくても、自分がつらかったり、傷ついていたりしたとしても、その現実・事実は完璧だ、というのです。
何かがうまくいっていないときに、なんだか腑に落ちませんが、理由はあります。
すべては、何かのために起きていて、今の状況は、何かを学ぶためにある、という見方です。
"Things happen for reasons."
つまり、何か、ちゃんと意味があって、物事は起きるのだから、無駄なのではない、という意味。
そうして考えると、物事が気に入らないとき、人間関係やら、キャリアやら、何かがうまくいかないとき、まず、今の状況をパーフェクト、と肯定することが、次へ進むための近道です。
肯定すれば、危機的状況でもチャンスになります。
チャンスなら、もしかしたら、ラッキーなのかもしれないし、この状況が、私にとっては、必要なことなのかもしれない、とも思えてきます。
よく考えてみましょう。
確かに、どんなに気に入らない状態であるとしても、実際に、その状態にあるということは、変えられない事実。
そして、その状態になったのは、もちろん、自分のせいでないこともあるけれど、直面している以上、なんとかハンドルするために、そこにあるはず。
そして、私も、よく思いますが、つらい状況とは、乗り越える能力がない人には、めぐってきません。
もし、今あなたが、世の中って、不公平、私って、不運だと思っていたら、少しココロを開いて、思い直してみてください。
"Present is always perfect"で、すべては、パーフェクトに、できています。
そして、不幸になるために生きるべき人なんていないから、今の状況も、必ず、何かの役に立って、幸せのためのステップのはず。
どんなに、私には無理、と思っても、
"present perfect"
だから、乗り越える能力は、必ず備わっています。
そう考えて見てみることが、道を開く鍵になります。
視点を少し変えてみると、世界には、約8,000もの言語があるといいます。
自分の外には、自分の知らない感情が無数に存在し、まったく、矛盾する幸福感を持つ人達が、隣り合わせで生きています。
私のLOVEは、もしかしたら、誰かの悲しみだったり。
あっちとこっちが、日々対立してしまうこともあったりします。
ジレンマは、現実ですよね。
不公平だ、私は不幸だ、と思っていたら、せっかくのチャンスを、ものにできないまま終わってしまいます。
今、人には、それを乗り越えるための力が備わっているだろうかと考えてみると、そこから、その体と頭と心を連れ出してみる。
見晴らしのいい場所まで行ってみる。
壁の上に立って、しっかり、むこう側を、想像してみる。
"present is always perfect"としてみるなら、今のあなたがおかれている状況からは、どんなことが学べるでしょうか。
こんな風に、色んな視点で考えてみると、見えることすべてが、変わってきます。
【今日の短歌】
「ひかりまばらな壁の震えを知るためにコンクリートの窪みに触る」
(堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』より)
「壁のそばに葉が揺れてゐる葉のうらに風が光つてゐる五月であるも」
(加藤克己『螺旋階段』より)
「新しき黒もて黒を塗りつぶす分厚くわれの壁となるまで」
(大西民子『雲の地図』より)
【参考記事】
【おまけ】
The Rolling Stones「Paint It, Black」