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【空と雲との対話】無常を知ることは積極的に生きること

山田悠人さん撮影

今日、空を、見ましたか?

どんな空でしたか?

雲は、どんな形を、していましたか?

意外と、この質問に、答えられる人は、あまり多くないのかなって気がします。

人間の精神的な健康と環境とのつながりを研究する新しい分野「生態心理学」の専門家サラ・A・コン博士の考えに依ると、

「行為が変わると知覚が変わる」

「自己と他者 身体性のパースペクティヴから」(知の生態学の冒険 J・J・ギブソンの継承 3)田中彰吾(著)

日々の空を意識することで、ストレスにさらされている自分の状況を、より大きな文脈で、捉えることができるそうです。

また、神経科学者のフレッド・プレヴィック博士に依れば、空や地平線のような遠くの景色を見ることは、人間の感覚に影響を与え、思考パターンや、気分を変える可能性があると考えられています。

■視点1
雲は、風の向きにだけ、進む。

しかし、人は、そうではない。

■視点2
「何気なく凭れしものが確かなる支えとなりて冬の雲見る」
(高安国世『湖に架かる橋』より)

「この秋は何で年寄る雲に鳥」
(松尾芭蕉)

■視点3

■視点4

雲の向こうには、青い空が広がっている。

「空」

とは、

「見えない本質」

であり、サンテグジュペリの言う

「目にはみえない大切なもの」

に合致すると得心できるかもよ。

「スタディーズ空」(Studies Buddhism)梶山雄一(著)

■視点5

ひとつながりの総合小説を楽しむ。

「他人が開かれた本だと期待する方がどうかしている。」

「雲」(海外文学セレクション)エリック・マコーマック(著)柴田元幸(訳)

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