【十考本】ちょっと「私」と「世界」を結びなおす面白本の紹介
「ほんのれん」さんの暖簾をくぐると、こんな本が目に留まりました。
■百考本(書籍100冊)
編集力を携えて「私」と「世界」を結びなおす100冊。
古典から漫画まで、多様な本を9つのテーマで選書されています。
この本を手本にして、最新の世界情勢を読み解くには、色んな変数(地政学、宗教、歴史、民族、経済、政党 等)を考慮することで、
■「私」と「世界」を結びなおす10冊:十考本
として、新旧の「新書」から選書してみました(^^)
何かを選ぶことって、実は、自分の役割が
「ドアを開けること」
だということです。
「ドアの先にこれがあるから、それを目指せ!」
ではなく、
「このドアの先に、おもしろいと思うものがありますよ」
という
“案内人”
のような役割を自らに課すことなんですね。
今日選ぶことは、もしかしたら、
■1年後のあなたを
■10年後の生き方だって
変えてしまうかもしれません。
たぶん、
「自分史」
の中で、最も多く捨てられているものは、
「チャンス」
だと思うんです(^^;
だからこそ、必要な態度のひとつが、
「常識に噛みつけ」
それが、勝負の常識であり、目的地がわからなくなった頃には、現在地も、わからなくなっていたってことに、なりかねません(^^;
一冊、同じ本読んでいれば、会話することができるかもしれないし、その本を読んでから、言葉を選ぶようになったりと、色んな変化が楽しめたら、面白いよね(^^)
いつだって、
「見ぬ」
「知らぬ」
未来にだって行けるんだよ。
さぁ、だから、今日も、
「わくわくする本」
の表紙を、開こうじゃないか!
【十考本】
■アフリカ
平野克己『経済大陸アフリカ』(中公新書)
■中東
末近浩太『中東政治入門』(ちくま新書)
■ヨーロッパ
橋場弦『古代ギリシアの民主政』(岩波新書)
■ロシア連邦と周辺諸国
大木毅『独ソ戦』(岩波新書)
■アジア
鈴木真弥『カーストとは何か』(中公新書)
■東アジア
森部豊『唐―東ユーラシアの大帝国』(中公新書)
■オセアニア
中井遼『ナショナリズムと政治意識』(光文社新書)
■北アメリカ
中野耕太郎『20世紀アメリカの夢』(岩波新書)
■中南米
浜忠雄『ハイチ革命の世界史』(岩波新書)
■南アメリカ
恒川惠一『新興国は世界を変えるか』(中公新書)
【参考図書】
南川文里『アファーマティブ・アクション』(中公新書)
永吉希久子『移民と日本社会』(中公新書)
秦正樹『陰謀論』(中公新書)
武井彩佳『歴史修正主義』(中公新書)
小笠原弘幸『オスマン帝国』(中公新書)
上野貴弘『グリーン戦争』(中公新書)
牧野百恵『ジェンダー格差』(中公新書)
岡本隆司『世界史序説』(ちくま新書)
西山隆行『アメリカ政治講義』(ちくま新書)
近藤康史『分解するイギリス』(ちくま新書)
上杉勇司『紛争地の歩き方』(ちくま新書)
橋本直子『なぜ難民を受け入れるのか』(岩波新書)
山本太郎『感染症と文明』(岩波新書)
岩崎周一『ハプスブルク帝国』(講談社現代新書)
小泉悠『オホーツク核要塞』(朝日新書)
梶谷懐・高口康太『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書)
若宮總『イランの地下世界』(角川新書)
【参考記事】