【メモ(memo)】我儘も悪くない
あなたは、自分で、自分を、我儘だと思いますか?
周りに、我儘な人たちは、いますか?
あなたは、そういう我儘な人たちの犠牲になっている、なんて感じたりしますか?
そんなとき、どうしていますか。
我儘とか、自分勝手という言葉は、普段は、ネガティブに受け取られますが、一度、我儘がどういうことなのか、考えてみると、意外に、興味深いこともあります。
私は、我儘であることは、悪くない、そして、私たちには、ある意味では、我儘であることも、必要なスキルだと考えています。
ここで言う我儘とは、周りのことを、まったく考えないとか、他人を常に犠牲にしている、とか、意図的に、傷つけるような我儘ではありません。
自分を大切にする、自分を尊重するという意味での、自分優先・我儘という意味です。
とくに、周りを気にしたり、いつも、自分を後回しにしている人には、ときに、我儘になってみるのも、返って良いと思うのです。
自分を優先せずに犠牲にしていると、いずれ、なぜ、自分だけ我慢しなくちゃいけないんだろう、というような答えの出ない気持ちにもなります。
この気持ちは、ネガティブで、良くないエネルギーを生みます。
マイナスエネルギーを持っていると、マイナスの出来事が起きるのは、皆さんも、ご存知のとおり。
我儘、というとどうしても、マイナスのイメージがあって、抵抗があるなら、我儘と言う言葉を言い換えてもいいでしょう。
英語では、我儘は、
セルフィッシュ(selfish)
ですが、良い意味での我儘を、
セルフフルネス(self-fulness)
という造語をあてます。
そうして、今までと違うイメージの我儘、自分を大切にする意味での我儘を、新しいクセとしてみては、いかがでしょうか。
例えば、自分の気持ちを大事にすること、自分の気持ちを誰かに伝えることなどを、セルフフルネスと考えたら、全然、我儘じゃないですよね。
自分を大事にするからこそ、周りを大事にする余裕も生まれます。
だから、まわりまわって、自分のためだけじゃないセルフフルネスとなるのです。
こうやって大きく考えてみると、我儘も、悪くありません。
【今日の短歌】
「定型は無人島かな 生き残りたくばみずから森を拓(ひら)けと」(柳澤美晴)
「わがままな貴婦人に似た紅のパノラマカーよ歌いつつ去る」(加藤治郎)
「落ちてきた雨を見上げてそのままの形でふいに、唇が欲し」(俵万智)
「おんがくの波の中からあらわれた私をひとり抱きしめてやる」(笹井宏之)
「アラビアに雪降らぬゆえただ一語 ثلج と呼ばれる雪も氷も」(千種創一)
【参考記事】
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?