バウアーはこの映画を観ました:ショーシャンクの空に
お疲れ様です。
バウアーです。
自分はこれまで映画に対しての姿勢が
真面目であったかと言われれば、
そうとは言えないかもしれません。
映画はエンタメの範疇であるとして、
楽しめる映画を中心に見てきました。
ですが心境が変わりました。
なぜ名作と言われる映画が、
名作たりえているのか。
その構造を知るための姿勢が、
この数カ月で整いました。
一時の勢いかもしれません。
ですが自分は見られるだけの作品を沢山見たい。
そんな気持ちが起きました。
この記事とその後に予定しているシリーズは、
基本的には過去の映画で、
比較的に手にしやすいものを基準に
名作映画を観ていきたいと思っています。
もしお時間があれば、
お付き合いくださいませ。
①ショーシャンクの空に(The Shawshank Redemption)
様々な人から高い評価を受けている映画は
ジャンルを問わずに色々とあります。
ですがこの作品ほど多様かつ、
高評価を得ている映画は数少ないです。
原作はスティーブン・キングの小説、
「刑務所のリタ・ヘイワース」。
現在読んでいる途中なので、
感想は後日投稿予定です。
公開日は1994年9月10日。
日本では1995年6月3日に公開。
主演のモーガン・フリーマンは1995年に
アカデミー賞主演男優賞を受賞。
その他の様々な賞を総なめにしました。
世界各国の映画批評サイトでも、
ベスト映画ランキングの候補となる映画を
挙げる時に、
この映画は誰もが候補として挙げるでしょう。
自分もこの作品も見る前から色々なサイトで
タイトルを見かけていて、
存在は頭の中にありました。
それほどに誰もが良い作品だと認めている人の
母数が大きいのだろうと思っていました。
②個人的に気になった点
あらすじについてはWikipediaや様々なサイトで
参照できるので、
ここではあまり語るつもりはありません。
自分が感じたのは、
映画ポスターにも書いてある通り、
この作品は「希望」を色々な人が見出して、
その希望を追い求めた先の結果を
様々なシーンで見せているのが好きになりました。
主人公のアンディーは無実の罪で終身刑になり、
投獄されますが彼は希望を失いません。
収監された後に刑務所内で信念を持って行動し、
少しずつですが彼の周囲が変わり、
ナレーター兼アンディーの友人のレッドは
その変化を一つ一つ語っています。
アンディーは元銀行員で頭が良く、
その頭を自身に宿る希望を実現するために
フル活用していました。
時にそれは刑務所内の図書館を増設したり、
時に新入りの囚人に高卒の学位を取得させるために
使ったりと、
希望を見出して導くような風に受け取れました。
最終的には脱獄を実現するためにも使われましたが、
それも彼がどこに希望を持ち、
実現するための歯車として機能しました。
③希望を見出すということ
自分の中に希望を持つということの大切さを
アンディーが語るシーンがあります。
心の中の希望は誰にも奪えない。
希望を持ち続けることの大切さを
訴えていました。
アンディーは刑務所内で模範囚として振舞い、
それが評価されて図書館で働くこととなりました。
そこには先に働いていた友人のブルックスがいて、
彼と親しくなりました。
そんなブルックは仮釈放が許可されましたが、
ブルックはそれを悲観していました。
50年以上収監されていた彼にとって、
外の世界は文字通りの別世界。
心が拒絶反応を起こして、
馴染めないブルックは最終的に自殺します。
一見すると仮釈放は自由への第一歩に見えます。
ですがあまりにも長い間、
囚人として過ごしてたブルックにとって、
刑務所こそが家。
安心の源となった刑務所という家から
強制的に出された彼にとって、
外の世界はむしろ絶望の世界。
希望を見出せない世界に放り出され、
彼は最終的に自殺しました。
希望を見出す姿勢、
そして希望の大切さを心から感じないと、
人間はどこに身を置いてもダメなのかもしれません。
例えその人が根無し草のような移ろう人でも、
罪人であろうと。
おわりに
過去の映画で、
現代まで高評価を得ている映画は、
それだけの理由があります。
カメラワーク、
シナリオ、
それぞれに良さがあります。
本作には様々な視点で考察、
感想を語る人がとても多い作品です。
考察したくなる、
感想を語りたくなるほど、
この映画のインパクトはとても大きいということです。
死ぬまで見ておく映画という視点でも、
十分すぎるほどに価値があります。
今後も色々な映画を視聴して、
映画というエンタメの価値を感じ、
身体ごと飛び込んで楽しみたいと
思っています。
もしあなたが新しい作品を求めているなら、
これまで触れてこなかったジャンルの
映画作品の名作と名高い作品に触れて、
新鮮な気持ちになることをおススメします。
映画には2時間の時間を使って、
身体に楽しさが染み込んでいきます。
それこそが映画の楽しみだと、
自分は思うのです。
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