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Voicyで心動かされた話

おはようございます、音楽家の河野一之です。

時間があれば散歩をよくするのですが、その際に聞いているVoicy=音声配信での心動かされた話について。

お知らせ

まずはお知らせをさせてください。

①10/30 17:30~19:30
金管バンドを練習して楽しむ会

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コロナ禍になり、金管バンド難民となられた方々のために音楽、アンサンブル、そして金管バンドの楽しさをもっと味わってもらえる様に、本番一切なし、未経験、初見、上手、下手関係なしの会を開設しています。

今回はPhilip Sparkeのハイランド讃歌で楽しみましょう。


②12/19 18:30予定 河野企画5周年企画「The Tuba Recital」

場所:埼玉県南越谷駅、新越谷駅徒歩5分サンシティ小ホール

The Tuba Recital -Project Kouno 5th Anniversary-
出演
河野一之、今井斐、清水初海、Riverside British Brass

プログラム
Concerto for Bass Tuba / Ralph Vaughan Williams
Tuba Concerto / Philip Sparke
A Time for Peace / Peter Graham他

③stand.fmにて音声配信中

Voicyで心動かされた話

コロナ禍に入り一年半、「まぁ、どうになるでしょう」という気持ちで生きてきたつもりでしたが、どうやら僕は僕なりに頑張っていた様で緊急事態宣言があけた今現在心を休めている最中です。

ご存知の通り、コロナ禍で社会が混乱し、不安が蔓延すると本来であればエンタメ=文化こそが本当は必要なのですが、どうしても不安が第一に来て僕ら音楽家の仕事など「一見、生命活動だけには必要でなさそうに見えること」から制限がかかり仕事がガクンと減りました。

もちろん政府のサポートや様々な方々の暖かいご尽力のおかげで今を迎えられているのですが、僕は僕なりに「何かしなきゃ」という思いに駆り立てられていた様です。そのためこの一年半も大小様々なイベントを立ててきました。

この「何かしなきゃ」のエネルギーが強烈で徐々に心を蝕んでいきます。

自己肯定感

ここで方程式が成り立つのですが、

「何かしなきゃ」←「今の自分に何か足りないと思っている」

こういう図式が現れます。もし今自分は既に完璧だ!となれば特別「何かしなきゃ」と思う必要はないはずです。

お腹が空いていない時に「ご飯食べなきゃ!」とはなりません。

ですが、本来冷静に考えなくてはならないのは

「今この瞬間どういう状況なのか」+自己肯定感についてでです。

今この瞬間

今この瞬間”死にそう”なのであれば「何かしなきゃ!」と何かしらの行動を取った方がいいです。例えばコロナにかかったかもしれないと思ったら病院に連絡したり、車に轢かれそうなのであれば轢かれなさそうな場所に移動した方がいいです。

目の前のコーヒーカップがテーブルから落ちそうであるならば少し移動をさせて安定しやすそうな位置においた方がいいでしょう。

でも少なくとも、今この瞬間死にそうでないのなら過去や未来への不安から特別動き出したり、悩んだりする必要はないわけです。

これがコロナ禍が始まってからこれまでずっと強迫観念のように心の隅っこにいた不安というか焦燥感でした。

スケジュール帳には何回書いたかわからない予約済みの仕事への×マーク、ドンドン白くなっていく手帳

人生で初めてのことだったのでその時は心の底から全然大丈夫、どうにかならなかったことの方がない人生だったしまたどうにかなるさと思っていたのですが、やはり多少なりともストレスには感じていた様です。

それがこの夏から秋に延長された緊急事態宣言でじわじわと心を侵食した様に思います。

やる気が出なかったり、自分を肯定しづらい状況にもなったのです。

ポジティブ、前向き、楽観的な僕もしっかりネガティブな部分はあります。

小倉広のVoicy

そんな時にこのVoicyを聴きました。

今なんとなく自己肯定感が高まっていない、自分への自信に霞がかかっている様な感じがすると思い改めて自己肯定感について学んでみました。

青空の元、散歩をしながら話を聞いているととあるフレーズが心に引っかかるのです。

「みな目標に対して現状を分析し、足りないところを頑張ったり、現状を目標に近づけようと頑張ります。でもそれは無理です。自己肯定感というのは現状に目標を近づけることです。」

つまり、自分自身を自分以外である”目標”に向かわせるのではなく、既にある自分という存在に目標を下ろしてくるというのが大切と話されています。

ここで「あっ、自分頑張りすぎていた。」と気づきました。頑張りすぎていたがために今ある自分を蔑ろにし「何かしなきゃ、どうにかしなきゃ」と本来ないはずの問題を見つけようとし、堂々巡りをしているかのような感覚になっていたのです。

まとめ

大丈夫、心配ない、どうにかなる

これらの言葉を心の底から信用できない時、人は不安を原動力に行動に移します。これははるか昔のいつでも”死”と隣り合わせだった時代からの名残で僕たちの脳からくる本能に刻み込まれているわけです。

ですが、脳の進化よりも先に文明の方が進化してしまい、今ではそんな心配はなかなか無いのにも関わらずそこかしこで不安を感じやすい世の中です。

まして生活に直結する仕事となるとなおさらでした。

ですが、本来死ぬ時は死にますし、仕事が無くなったところで何かしらして働けばいいわけです。誰かの役に立てればお金は手に入ります。

スイッチが入った様に自己肯定感に被っていたもやがパッと晴れるわけでは無いですが、一つの大きな転機になりました。

もし今心がもやついていたり、自己肯定感が減っているなと思われる方は一度Voicyを聞いてみたり、自分が何がどうなっているのか内観してみるといいかもしれません。

おすすめです。

Thank you

Kazz

PS:
このようにぐちゃぐちゃと考えたり、見えない感情というものに向き合うのも音楽に生きてくると少しおいしく考えている自分自身もいるのです。なので僕は音楽家に向いていると自分自身思います。


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音楽家 Kazzのnote
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