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都築郷夫 ちよつとはみだ詩・❲卅六❳ 附・詩人の為の(秋冬)ワードローブ集

 私はこのごろツルゲネフの『父と子』を読みかえし、若いバザロフの死に方に突き当たったとき、彼の死を想いかえした。彼の全体にはどこかバザロフに通ずるものがあった。いや、バザロフよりも反ってジュリアン・ソレルに通じていたのかもしれない。(『朴の木』唐木順三、より)

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