【出逢ひ】詩。

もそつと近う
それぢやバカ殿
どこまで近く？
私が
あなたの
心臓に
入り込んで
しまふ迄？
これは重要な
表現だから
男はア・タ・マ
な物言ひだから
最後まで
よく考へて
言つて頂戴
何の最後？
私たちは
いつか
違ふ道連れに
出逢ふ
それ
必ず
覺えて
おいて。

©都築郷士

〈輕く済ます私らの行く別れ道だけど死ぬ程考へて消えて　郷士〉