★【チーム作り ここからスタート】個の力を掛け算でつなぐ”チーム作り”
チーム作りの継続=チームの伝統
高校時代は3年間と短くかつ野球ができる時間は実質2年半しかありません。3年経てばチームメンバーが完全に入れ替わる高校野球で、強いチーム作り(甲子園・日本一を狙えるチームを作ること・継続して強いチームを作る伝統)は決してかんたんなことではありません。
長い目線でチーム作りを考えると、段階的に各大会で結果を残すことにより
少しづつ中学時代に真剣に野球に取り組んできた選手・
地域でも名の知れた有力選手が入部が増える
⇒ 大会でさらに良い結果を残す
⇒ 良い選手が集まる
⇒ さらに良い結果を残す
というサイクルを作ることができ、これがチームの良い伝統作りに重要になります。
目安となるチーム作りのステップ例は、
都道府県大会で一度でもベスト8(シード入り目安)
⇒ ベスト4に安定的に入る
(常に甲子園が見える・甲子園経験校とぶつかるポジション)
⇒ 10回に1回でも勝てる戦略戦術・育成
⇒ 甲子園出場!
という感じです。全国大会(甲子園)にコンスタントに出場できるようになった場合の考え方も上記同様になります。
ステップごとに高い壁がありますが、これを越えるためには”1年・1年”のチーム作りを芯をしっかり持った上で行ない、(”伝統”をどう作りたいのか?監督が意識しておく)積み重ねることが必要になります。
ただし、選手にとっては短い高校野球生活の1年・一瞬が貴重な時間になるので、そこを忘れることがないよう選手の1年・一瞬を最高のものにできるよう選手と向き合って日々取り組みを行ないます。
この取り組みの積み重ねが「(スカウティングがなくても)選手が集まる魅力的な野球部を作る」ことにつながると思います。
◉ 1年間の目標設定・計画
● 「1年の目標」は選手が決める
● 年間目標を、1年間の流れに沿って月・週単位で落とし込む。
● 日々の練習も時間単位でスケジューリングする。
◉ チーム強化のための骨格・文化創り
● 新チームスタート時は秋の大会まで時間がないので、
特に時間を有効に使い、すべきことを優先して行なう。
● 作ることができる”チームの内部環境”は、できることを必ず行なう。
● キャプテンが負うべき役割は、明確にする。(なんでもキャプテンにしない)
● チームワークは「コミュ二ケーション」「部の文化創り」の中で意図的に作っていくよう努力する。
● チームで決めた「決めごと」は、必ず全員が徹底する。
● 練習に取り組み意識の持ち方は、
チームとして理想の考え方をまとめておく。
● 声を出す・声をかけることを普段の練習からクセづけする。
● シーズン中のオフシーズンでは、
チームとしての強化ポイントを変える。
◉ 個々の選手を最大限生かす・能力を引き出す
● 選手の出場可能性を広げるため、全選手が複数のポジションを守ることができるよう準備する。
● 意識すればできる”当たり前のこと”は徹底して行なう。
● 普段の練習からスピーディに動くクセ付けをし、「1試合2時間」のスピード感に慣れておく。
● 訓練によりチーム全体で底上げできる走塁は、意図的に練習を増やす。
● 瞬時の判断が的確にできる準備・クセ付けを普段の練習からしておく。
● 選手のケガ防止・筋肉の成長を最大限にするための休養の取り方をする。
● 約2年半の短い高校野球期間でケガでプレーできない期間を作ってしまうことがないよう、ケガ・故障の防止に努める。
● 監督はあくまで選手の3年間を充実したものにするためのサポートに徹する。
◉ 試合への準備・確認を100%で行なう
● 練習試合は、チーム強化のための”テーマ設定”を設けて行なう
● 試合に向かう姿勢は、こういうものであるというのをあらかじめ明示する。
● バッテリー間の意思疎通は、チーム全体のルールを作り
練習のときから徹底する。
● サインプレーは、サインを決めるだけでなく実際に練習しておく。
● 守備位置の間に飛んだフライの優先権は、チームとして事前に決めておく。
● 試合で雨が降り出しても慌てることがないよう、練習で雨の日を経験しじゅんびすべきことを理解しておく。
◉ 選手が集まる魅力的な野球部に(部員集め)
この取り組みの積み重ねが「(スカウティングがなくても)選手が集まる魅力的な野球部を作る」ことにつながると思います。
最終的には(スカウティングがなくても)選手が集まる魅力的な野球部を作る」ことになりますが、そのためには部の継続した努力(取り組み)が重要になります。
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