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【どうする家康】瀬永が元康へ贈った押し花の花言葉は。泥で汚れたのにも意味が?第3回「三河平定戦」もっと深掘り
NHK大河ドラマ『どうする家康』第3回のもっと深掘り感想です。
前回の感想はこちら↓
(※以下、ネタバレ注意)
手紙に押し花を添えるイケメン元康。花のチョイスにも意味があった?
前回、「白湯」という地味すぎるポイントを深掘りしていった『どうする家康』レビューでしたが、それでもSNSで楽しんでもらえたようなコメントをいただき、ありがとうございました!
さて今回の「もっと深掘り」では、元康(家康)から瀬名に、そして瀬名から元康に贈られた手紙に注目していきたいんですけど。むしろ、こっちを先に深掘るべきだったかなw
手紙で優しい気持ちを綴るだけでなく、花を摘んで、綺麗な押し花にしちゃうところが「イケメンすぎる」とSNSでも話題になってました。こういうところ見習いたいですね……。
ちなみにこの押し花、青い感じでしたが。咲いていた様子から見て、どうやらリンドウみたいですね。
ひょっとしたら花言葉とかにも意味があるのでは……と思って調べたら、やっぱりありました。
リンドウの花言葉は、「勝利」「正義感」「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」など。「勝利」「正義感」は、昔から薬草として利用され「病気に打ち勝つ」というイメージがあることから。「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」は、群生せずに単独で自生する特性からつけられたようです。
「勝利」「正義」ですか!まさに、押し花付きの手紙が贈られたのは三河にいる織田勢を戦って追い払おうとしていた直前のこと。あのヘタレな元康くんにしてみたらちょっと凛々しすぎないか?とも思いますが、花だからこそ伝えられるメッセージが込められているような気がしますね。
まぁ彼の性格的には、「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」の方が近い気もしますが……やっぱ会えなくて寂しかったろうしな。特に、瀬名が、と言うより元康くんが(笑)。
瀬名から元康に贈られた押し花は?子供の様子と、瀬名自身の気持ちが込められたあの花か
そして、瀬名から元康くんに贈られた押し花はと言いますと……摘んでいる様子もなく、映像としてはすでに押し花になった後でしたので、一体何の花かちょっとわかりにくい感じでしたが。
登場した #瀬名 から #家康 への手紙を翻刻してみました
— 岐阜関ケ原古戦場記念館 (@gifusekimemo) January 22, 2023
・駿府の皆は元気であること
・子供らは健やかに成長していること
・家康の帰国を心待ちにしていること
などが述べられ小道具ながら子供の手形や押花が添えられた素敵な手紙です🌺
当館で展示中です
ぜひお越し下さい(月曜休館)#どうする家康 pic.twitter.com/nvfwmislpR
こちら、実際のドラマの小道具として使われた手紙が展示されている、「岐阜関ケ原古戦場記念館」のツイートから。
花びらのチリチリした様子から、アザミ?ノアザミ?タムラソウ?なんて思っちゃいましたが。
アザミだと、花言葉は「報復」「厳格」。なんかコワイ感じになりますね……
ノアザミなら、「独立」「素直になれない恋」。素直になれないの……?と、これも疑問。
そしてアザミに似た花であるタムラソウなら、「あなただけが好き」になるそうです。ンマァー!!!直球!!!
でもなんか、どれも違う気がして……「もうこうなったら」と、Facebookの『どうする家康』コミュニティで意見を募ってみたところ、「これはナデシコでは?」というコメントが多数!やっぱり困ったときはネットの意見ですね(笑)。
そしてナデシコだとすると、花言葉はこんな感じになるそうな。
「ナデシコ(撫子)」の花言葉は「無邪気」「純愛」。
ピンクのナデシコ(撫子)の花言葉は「純粋な愛」。
赤のナデシコ(撫子)の花言葉は「純粋で燃えるような愛」。
白のナデシコ(撫子)の花言葉は「器用」「才能」。
「無邪気」!「純愛」!これはきっと、子供の気持ちをも込めた花選びですね……深い。
そして手紙には、子供たちの手形も押されてましたし。押してる瞬間は娘ちゃんが泣いている映像も流れてましたけど、あれが逆に、たまらなく愛おしくなる瞬間でした。本当、生まれたばかりの赤ちゃんって、「泣く」ことしか感情表現できませんからね。もう少し大きくなると笑ったりもするようになっていきますが。
ただ、あの手紙……ドラマの最後では、「嫌じゃ嫌じゃ。わしは駿府に、妻と子の元に帰るんじゃ」と泣き叫ぶ元康くんが、泥水で汚してしまうんですよね……。
愛が泥で汚されて……そこにも、また次回予告で流れたあのシーンにつながっていくような、深い意味が隠されているように思えてなりません。まぁ、予告についてあんまり考察しすぎても仕方ないけど(きっとまたハズレるしw)。
第1回にもあった!瀬名の立花シーンに込められたメッセージ
そして花と言えば、思い出しませんか。第1回「どうする桶狭間」でも、元康と氏真が瀬名をかけて戦う直前に、瀬名が立花(※「生け花」ではないそう)をしているシーンが出てきましたね。
立花はいけばなの室町時代に成立した最も古い様式で、多種多様な草木により大自然の風景を表現します。
あの花はハナショウブなのでしょうか、アヤメなのでしょうか……SNSでは意見が別れているようですが。
ハナショウブだった場合、「うれしい知らせ」「あなたを信じる」「心意気」「優しい心」「優雅」「信頼」という意味になるそうで。
アヤメだった場合は、「良い便り」「メッセージ」というメッセージになるそうです。
うーん、個人的にはハナショウブの「あなたを信じる」で、元康の気持ちを信じるみたいな意味が込められていたとしたら胸熱なんですけどね……!
それより単純に、「ショウブ」と「勝負」をかけたダジャレとかだったらどうしよう……(それはちょっとな)。
そもそも花言葉は明治時代から。それでも、ドラマのワンシーンとして考察するには十分面白い!
ちなみにこういう「花言葉」の話題を持ち出すと、「戦国時代の日本に花言葉なんてあったの?」なんてツッコミも飛んできます。一応、調べてみたけどさ……。
日本に花言葉が来たのは19世紀末の明治初期で、1886年に出版されたルーイスダルク女史原著、上田金城氏訳述『新式泰西礼法』で紹介されました。
ということで、花言葉なんて当時の日本には無かったんですって。いや、そうじゃろうとは思うとったけんども。別に、えーやないかい!ドラマだよ?ドラマとして楽しんでるんだから、こちとら。
べつに花に詳しいスタッフさんが、遊び心で花言葉を取り入れてたとしても面白いじゃろうが!あるいは、花言葉なんて意識されてなくて、たまたまそういうシーンに合っちゃったとかでも、それはそれでえーじゃろうがい!
まぁ「実際のところ、どうなの?」は、この先、関連書籍なり公式ホームページなり、どっかのメディアのインタビュー記事なりで明らかになるのを楽しみつつ……今後も「こういう点も注目してみたら面白いかも」みたいな感じで深掘りポイントを提案していけたらなと思います。
と、今回「これだ!」っという断定じゃなくて、「~なんじゃない?」みたいなフワッとした記事になってしまいましたね……そもそも僕、植物や花言葉なんて詳しくないからな。これだけ書くだけでも、結構いろんなサイト照らし合わせたりして、割と手間でしたね……勉強になりました。
さて、明日は第3回の再放送、そしていよいよ明後日は注目の第4回です。瀬名はどうなるの?そして、織田の殿様のところに向かった元康の運命は……!?気になって、また第1~3回、通しでリピートしたくなっちゃうよw
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